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著作権侵害問題が解決した「ハイスコアガール」の連載が再開。コミックスも加筆・修正で復刊

[2016/5/23 16:56]

 スクウェア・エニックスが23日、「ストリートファイターII」(ストII)を主人公・矢口ハルオとヒロイン・大野晶の因縁として位置付けて描いたラブコメディ漫画「ハイスコアガール」(押切蓮介著)の連載を、2016年7月25日より月刊「ビッグガンガン」2016 Vol.08(紙版、デジタル版)で再開すると発表しました。

(c)Rensuke Oshikiri/SQUARE ENIX

 また、「ハイスコアガール」の1~5巻を表紙描き下ろし、一部加筆・修正、各16ページの描き下ろし特別読み切りを掲載し「ハイスコアガール CONTINUE」として、さらにコミックス新刊となる6巻も、同日に発売するそうです。

 「ハイスコアガール」は、著作権侵害問題・刑事告訴事件のため、2014年VOL.9以降は休載していた作品。劇中に登場しているゲームの著作権者の一社であるSNKプレイモアが、許諾を得ずにゲームキャラクターが登場していたことで、2014年5月に大阪府警に刑事告訴。2014年8月5日には、著作権侵害の疑いで、発行元であるスクウェア・エニックス本社などが家宅捜索を受けました。

 その後、2015年8月24日付で、SNKプレイモアによる刑事告訴と両社による民事訴訟を取り下げ、和解が成立。スクウェア・エニックスでは連載および、単行本販売の早期再開に向けて検討を開始していると発表していました。そこから約11カ月後に、連載が再開されることになります。

[古川 敦]