ライフ

国内最年長のゾウの「はな子」が69歳で死亡~第二次世界大戦後初めて日本にやって来たゾウ

[2016/5/26 20:19]

 井の頭自然文化園で飼育されているアジアゾウの「はな子」が、5月26日15時4分に死亡確認されたと発表されました。69歳でした。なお、死因は不明で、5月27日に解剖検査を実施予定とのことです。

 ゾウ舎前に、献花台とメッセージを書く用紙が設置されるそうです。

 26日の朝、室内で横臥して(横向きに寝て)いたため、そのままだと内臓を圧迫して死亡してしまうので、恩賜上野動物園・多摩動物公園の飼育職員の応援も受け、ロープなどにより起立させるべく作業を開始、自力で起立を促す試みを続けたが、残念ながら15時4分に死亡が確認されたそうです。

 はな子(メス)は、1947年春頃、タイのクンジャラ農園で誕生。1949年9月2日にタイと日本国の友好のシンボルとして、子どもたちの要望を受けて来日。同年9月4日上野動物園に到着して、「はな子」と命名されました。来日時に、2歳半くらいだったそうです。

 1954年に上野動物園から井の頭自然文化園に引っ越して、2013年に66歳で国内最高齢記録を更新しています。

[古川 敦]