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EV「テスラ モデルS」が自動運転中に死亡事故~「自動運転は進歩しているが完璧ではない、ドライバーは常に注意が必要」とテスラ

[2016/7/1 18:24]

 米国のEV(電気自動車)メーカー、Tesla Motors(テスラモーターズ)が6月30日(現地時間)、同社の「Model S(モデルS)」の自動運転モードで走行中に死亡事故が起こし、NHTSA(米道路交通安全局)が、事故の際に自動運転モードに問題がなかったか、予備的な調査を開始していることを明らかにしました。

 今回の事故は、高速道路をモデルSが自動運転で走行中に、前をトレーラーが横切った際に、眩しい状態であったため、側面が白いトレーラーをドライバーも自動運転機能も認識できず、ブレーキをかけないまま、トレーラーの下に潜り込む形で衝突したとのこと。Tesla Motorsでは、事故直後にNHTSAに報告したとしています。

 Tesla Motorsは「自動運転モードでの走行距離は、累計1億3000万マイル(約2億km)を超えており、死亡事故は今回が初めて。自動運転は常に進歩しているが、完璧ではなく、ドライバーは常に注意が必要」と注意を促しながらも、「ドライバーの監視下で利用する自動運転は、完全な手動運転より、統計的に優位に安全性が向上する」としています。

[古川 敦]