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池波正太郎の「鬼平犯科帳」が初のアニメ化。タイトルは「鬼平」~鬼平はイマドキの長身イケメン!

[2016/8/31 12:47]

 累計発行部数2,700万部を誇る池波正太郎の超人気シリーズ「鬼平犯科帳」(文藝春秋刊)が、2017年に誕生50周年を迎えます。50周年を記念してアニメ化されることがトムス・エンタテインメントから発表されました。

 アニメのタイトルはそのものズバリの「鬼平」。意外な気もしますが、アニメ化は池波正太郎作品では初めてとのことです。

 なお、具体的な放送予定などは、現時点ではまだ発表されていません。

アニメの制作発表とあわせて公開された鬼平のビジュアル

 コミックファンには、「鬼平犯科帳」といえばさいとう・たかを氏の同名マンガがお馴染みですが、新たに制作されるアニメはキャラクターも描き起こし。鬼平のビジュアルは現代風のイケメンになっています。

 アニメ化決定に際してオフィス池波は「連載開始から約50年、いまなお読み継がれている『鬼平犯科帳』がこの節目に初アニメ化ということで、驚きとともに大変期待しております。アニメにしかできない新しい鬼平の世界を表現していただきたいと思っております。」とコメント。

 原作の鬼平は妻・久栄との間に2男2女のいる“おじさま”ですが、オフィス池波のコメントやイケメンビジュアルから推察すると、そのあたりのキャラクター設定も大胆な変更があるのかもしれません。

 プロデューサーは、手塚治虫氏率いる虫プロでキャリアを積み、制作会社マッドハウスの代表取締役を務めた後、70歳にして新たな制作会社MAPPAを、そしてこの春にはスタジオM2を立ち上げ、精力的に活動を続ける丸山正雄氏。これまでに映画「時をかける少女」「サマーウォーズ」など200本以上のアニメ作品を手掛けています。

 監督・キャラクターデザインは、「BUZZER BEATER」「ルパン三世 GREEN vs RED」の宮繁之氏が担当。

メインスタッフ(敬称略)

原作:池波正太郎
制作:株式会社トムス・エンタテインメント
アニメーション制作:スタジオM2
プロデューサー:丸山正雄
監督・キャラクターデザイン:宮繁之

「鬼平犯科帳」とは

 作家・池波正太郎氏が、江戸を舞台に、「火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)」という罪人を取り締まる役職についた長谷川平蔵が悪党たちを裁いていく姿を描いた時代小説。1967年、文藝春秋「オール讀物」に第1作目を発表して以降、1989年まで全135作(+番外編1作)を発表。これまでに漫画化、実写ドラマ化、映画化、舞台化とさまざまな形になった超人気作。

©オフィス池波/文藝春秋/「TVシリーズ鬼平」製作委員会

[工藤ひろえ]