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自宅演奏に最適! ヤマハがアンプなしにエフェクトを直接かけられるアコギを発売~電気信号を振動に変換し楽器と同じ方式で響かせる独自技術

[2016/10/13 22:39]

 ヤマハから、ギターの内部に「加振器」(アクチュエーター)を搭載することにより、アンプを使わずにリバーブなどのエフェクトをギターの生音に付加することができるアコースティックギター「トランスアコースティック ギター」の「LL-TA VT」が2016年11月11日(金)から発売されます。価格は150,000円(税抜)。初年度販売予定数500台。

Yamaha TransAcoustic Guitar

 2015年3月に発売開始した「トランスアコースティック ピアノ」に搭載している、電気信号を振動に変換してアコースティック楽器と同じ発音方式で響かせるヤマハ独自の技術「TransAcoustic」を応用。弦などの振動を電気信号に変換してエフェクト処理し、ギター内部に搭載した「加振器」に伝え、ギターのボディを振動させることによってエフェクト音が生まれます。エフェクトは重層的な音を発する「コーラス」と、残響音がかかる「リバーブ」の2種類を搭載しています。

TransAcoustic

 実音とエフェクト音が一体となってギター全体で響くことで、自然で心地よい響きを得られるとのことです。ギター本体のベースには、高級アコースティックギター「Lシリーズ」の「LL16ARE」を使用。ボディへの加工による影響が最小限になるように、スイッチなどの電装システムにシンプルな形状が採用されています。

操作スイッチ
電池ボックス

 なお、11月4日~6日まで東京ビッグサイトで開催される「2016楽器フェア」のヤマハミュージックジャパンの展示ブース内に出展される予定です。

[古川 敦]