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「検査しないと おしおきよ!!」厚労省が性感染症の予防啓発に「美少女戦士セーラームーン」を起用~ポスターやコンドームなどを作成

[2016/11/22 12:15]

 厚生労働省が21日、「美少女戦士セーラームーン」とコラボレーションした、性感染症の予防や早期発見・治療の必要性を啓発するためのポスターやリーフレットなどを作成したと発表しました。

 近年、「梅毒」の感染者の報告数が男女ともに増加し、ここ5年では2010年の621例から2015年の2,697例と約4倍に増えているとのこと。性感染症の予防には、性感染症を自らの重要な健康問題と捉えて、正しい知識とコンドームの使用などの予防手段を知ることが重要、性感染症にかかってしまった場合には、早期発見と治療が大切。

リーフレットの裏面には、性感染症(STI)の感染者報告数の推移や、代表的な性感染症の特徴や症状を掲載

 そこで、厚生労働省では、幅広い層に認知されている「美少女戦士セーラームーン」とコラボレーションした性感染症の予防啓発を企画したそうです。

 「美少女戦士セーラームーン」の原作者である武内直子さんが賛同し、性感染症の早期発見・治療につなげるメッセージとして、「検査しないと おしおきよ!!」というキャッチフレーズを使用することになったとしています。

 「美少女戦士セーラームーン」のイラストを使用した啓発ツールは、ポスターとリーフレット、コンドームのハート型外パッケージの3種類。ポスターとリーフレットは、全国の自治体・団体などに配布。コンドームについては、公益財団法人 性の健康医学財団が作成し、自治体などに配布するほか、啓発イベントなどの機会を通じて配布していく予定とのことです。

 リーフレットはA4サイズで156,000部作成、ポスターはA2サイズで約5,000部作成、コンドーム約60,000個作成されます。

[古川 敦]