制作実演もあり! ラピュタやコナン、もののけ姫の背景画を手がけた美術監督・山本二三氏が、故郷の五島列島の美しい風景を語るイベントを3/25(土)渋谷で開催
「天空の城ラピュタ」などの背景画を手がけてきた山本二三氏が、故郷の長崎県五島列島の美しい風景を語るイベントが、3月25日(土)、東京・渋谷で開催されます。主催は際コーポレーション株式会社。参加は無料です。
長崎県五島列島出身のアニメーション映画 美術監督の山本二三(やまもと にぞう)氏は、「天空の城ラピュタ」「火垂るの墓」「もののけ姫」等の名作アニメで多くの人の心に残る背景画を数多く描いてきました。
今回のイベント「山本二三 トーク&デモンストレーション ―上五島の美しい風景を語る―」では、山本二三氏が現在制作中の絵画群「五島百景」の取材で上五島を訪れた際に、画家の目を通して見た上五島の美しい風景を語ります。
イベントでは、普段どのように絵を描いているのかを解説しながら見せる制作実演も。第一線で活躍するアニメの美術監督の制作実演を見られる貴重な機会です。
また、イベントでは「五島百景」に描き下ろした中から厳選した絵も展示。当日は新上五島町から生産者を招いて、お話を聞きながら上五島の特産品を試食できる企画も実施されます。
参加するには、イベントのFacebookページにある連絡先への事前予約が必要。定員は先着50名なので参加予約はお早めに。
「山本二三 トーク&デモンストレーション ―上五島の美しい風景を語る―」イベント概要
日時 : 2017年3月25日(土)14:00~17:30
会場 : 「日本列島酒場 上五島」 東京都渋谷区宇田川町37-35 渋谷宇田川ビル2F
内容 : (1) 長崎県新上五島町 挨拶
(2) 山本二三 トーク「五島百景、上五島取材について」
(3) 制作実演
(4) 新上五島町の生産者によるトーク
参加費: 無料・事前予約制
定員 : 先着50名
参加申込:イベント案内ページの連絡先まで
山本二三(やまもと にぞう)氏プロフィール
五島市ふるさと大使/京都造形芸術大学 アニメディレクションコース客員教授
東京アニメーションカレッジ専門学校 講師
1953年6月27日生まれ。長崎県五島市出身。
子どもの頃から絵が得意だった山本氏は、岐阜県立大垣工業高校で建築を学び、美術系専門学校在学中にアニメーションの美術スタジオに勤務しました。その後、テレビアニメーション「未来少年コナン」(1978)で自身初の美術監督を務め、以降、「天空の城ラピュタ」(1986)、「火垂るの墓」(1988)、「もののけ姫」(1997)など、美術監督として数々の名作に携わりました。
2006年、アニメーション映画「時をかける少女」で第12回AMD Award'06 大賞/総務大臣賞を美術監督として受賞。
2011年夏、「日本のアニメーション美術の創造者 山本二三展」が神戸市立博物館で開催され、来場者約8万5千人という盛況を博しました。その後、全国で巡回され累計入場者数60万人を突破。2017年現在も巡回中です。
画集等の著書多数。近著は「DVD付き絵本 希望の木」(原作・文 新井満、絵 山本二三、東京法令出版)。現在も美術スタジオ 絵映舎(かいえいしゃ)代表として、アニメーション映画「希望の木」の準備を続け、自身のライフワークでもある、出身地の五島列島を描く「五島百景」にも挑戦中です。迫力ある独特の雲の描き方はファンの間で「二三雲」と呼ばれています。