浅田真央選手が引退を発表 「全日本選手権を終えた後、続ける気力もなくなりました」~浅田舞さん「ありがとう。そして本当にお疲れ様」、村主さん「本当によく頑張った」
フィギュアスケートの浅田真央選手が10日、「浅田 真央オフィシャルウェブサイト」のブログ「真央ブログ」で、フィギュアスケート選手を引退することを発表しました。
浅田さんブログで、「今まで、長くスケートが出来たのも、たくさんの事を乗り越えてこれたのも、多くの方からの支えや応援があったからだと思います」と感謝を述べ、「ソチオリンピックシーズンの世界選手権は最高の演技と結果で終える事ができました。その時に選手生活を終えていたら、今も選手として復帰することを望んでいたかもしれません」とソチオリンピック後に復帰した心境を語り、「復帰してからは、自分が望む演技や結果を出す事が出来ず、悩む事が多くなりました」と明かしています。
そして、「去年の全日本選手権を終えた後、それまでの自分を支えてきた目標が消え、選手として続ける自分の気力もなくなりました」と今回引退を決断をした理由を説明しています。
この決断について「私のフィギュアスケート人生に悔いはありません。これは、自分にとって大きな決断でしたが、人生の中の1つの通過点だと思っています。この先も新たな夢や目標を見つけて、笑顔を忘れずに、前進していきたいと思っています」と語っています。
今回の発表に姉の浅田舞さんはTwitterで「ありがとう。そして本当にお疲れ様。彼女の競技生活からは学ばせてもらうことばかりでした」とツィートしています。
ありがとう。そして本当にお疲れ様。
— 浅田舞 (@asadamai717)2017年4月10日
2017.4.10pic.twitter.com/ScHRzbTyEc
また、村主章枝さんはインスタグラで、ワークショップのときの写真とともに「びっくりしたけど、本当によく頑張った。 これからの新しい真央ちゃんに期待すると共に彼女が更に輝けるフィールドを提供できるように私も頑張りたい!」とエールを贈っています。
私は真央ちゃんの笑顔が大好きです。あの笑顔で沢山の方が勇気と希望をもらったと思います。
— 村主 章枝 Fumie Suguri (@fumiesuguri)2017年4月10日
ここ最近は色々と辛い日々もあったと思いますが、その経験も、今後さらに大きな笑顔の花を咲かせる糧となるはずです。
本当にお疲れ様でした。これからの真央ちゃんの活躍に期待します!
真央ちゃん本当にありがとう。お疲れ様でした。これからもずっと真央ちゃんのスケートが大好きです。
— 織田信成 nobunari oda (@nobutaro1001)2017年4月10日
浅田真央さんは、 1990年9月25日に愛知県名古屋市に生まれ、中京大学附属中京高等学校卒業の後に、中京大学体育学部へ進学。2010年バンクーバーオリンピック銀メダル、2014年ソチオリンピック6位、2008年、2010年、2014年世界選手権優勝。グランプリファイナル優勝4回。
2013年4月にソチ冬季オリンピックのシーズンを限りに引退する意向を表明し、2014年5月19日に2014-2015シーズンの全試合出場を見送り、1年間競技生活の休養を発表。現役続行の可能性について「ハーフハーフ」と話していました。
2015年5月18日には公式ブログで、現役続行の意思を明らかにし、2015-2016シーズン、2015年ジャパンオープンで競技復帰し、141.70点という高得点をマークして女子1位となりましたが、2016-2017シーズン、グランプリシリーズのスケートアメリカで6位、フランス杯では9位、全日本選手権も12位となり世界選手権代表を逃していました。