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「世界に誇れる日本企業」調査、1位はトヨタ自動車! 2位ソニー、3位パナソニック~重視するのは「技術力」と「品質」、トップ20社のうち製造業が15社を占める

[2017/5/29 13:46]

 与信管理ASPクラウドサービスを提供するリスクモンスター株式会社は、第5回「世界に誇れる日本企業」調査結果を発表しました。調査は全国の20~59歳の有職者と60~69歳、あわせて1,000人が対象。

世界に誇れる日本企業、第1位はトヨタ自動車

 ランキング1位は「トヨタ自動車」(回答率53.5%)で、次いで「ソニー」が2位(同29.0%)、「パナソニック」が3位(同26.4%)。日本を代表するメーカーがトップ3を占めました。

 4位以降は、「本田技研工業(ホンダ)」(同25.9%)、「任天堂」(同24.4%)、「日産自動車」(同23.0%)、「キヤノン」(同21.6%)、「全日本空輸(ANA)」(同18.7%)と続きます。

昨年の調査と比較した今回のランキング。あまり変動がない中で、味の素とTOTOが大きくランクアップ


誇れるポイントとしては「技術力」「品質」を重視

 「世界に誇れる日本企業」として重視するイメージについては、「技術力」を挙げる回答が54.6%と最多。

 次いで「製品・商品の品質」(回答率44.3%)、「世界シェア」(同30.9%)、「安定性」(同29.1%)となりました。上位4項目は前回と同順位で、企業を世界に誇れると感じる主な要因に大きな変化は見られないことがわかります。

「世界に誇れる日本企業」として重視するイメージ


業種では製造業がトップ20社のうち15社を占める

 業種でみると、トップ20社のうち15社までが製造業。

 うち、自動車製造業が3社(トヨタ自動車、本田技研工業、日産自動車)、電気機器製造業が4社(ソニー、パナソニック、キヤノン、日立製作所)、その他の製造業が8社(任天堂、ブリヂストン、日清食品、サントリー、味の素、TOTO、ヤマハ、ニコン)となっています。

 誇れるポイントで「技術」「品質」が重視されていることでもわかるように、高い技術力や品質に対する信頼性が重視される結果に。

 製造業以外では、ANA、JALの航空会社2社、運送業のヤマト運輸、コンビニのセブン-イレブン、それに富士フイルムがランクインしています。富士フイルムはフィルムメーカーとして有名ですが、電子材料からヘルスケア、化粧品まで幅広く事業展開していて、ソリューション事業が収益の柱となっているため、製造業には分類されていません。

上位20社のうち12社は、売上に占める海外比率が50%超

 「世界に誇れる日本企業」として評価する理由における自由回答では「売上規模の大きさ」や「海外での知名度」などグローバルな事業展開をしていることを上げる人が多く見られました。

 トップ20にランクインした企業では、海外売上高比率が20社のうち12社までが50%超。売上規模が大きく世界中で製品・サービスが使われているという点が「世界に誇れる日本企業」として評価される一因になっているようです。

トップ20社の売上高と海外売上の比率。ホンダ、日産、ブリジストン、ニコンは80%を超えています
[工藤ひろえ]