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SNSでシェアするだけ! 駅すぱあとのヴァル研が、1シェアあたり5円を秋田内陸線の車両リニューアルに寄付するプロジェクトを6/7(水)スタート

[2017/6/7 17:18]

 乗り換え案内「駅すぱあと」を提供するヴァル研究所は6月7日(水)、秋田内陸縦貫鉄道(秋田内陸線)の車両リニューアルをSNSを使って応援するプロジェクト「YELL for 鉄道JAPAN 秋田内陸線を応援しよう!」をスタートしました。

 「YELL for 鉄道JAPAN 秋田内陸線を応援しよう!」プロジェクトサイトをTwitter・Facebookでシェアすると、1シェアにつき5円をヴァル研究所が寄付します。

「YELL for 鉄道JAPAN 秋田内陸線を応援しよう!」プロジェクトでは、TwitterまたはFacebookでシェアするだけで、秋田内陸線の車両リニューアルに協力できます

 寄付金は、秋田内陸線の車両リニューアルに向けて活動している「秋田内陸線夢列車プロジェクト」を通じて、老朽化が著しい秋田内陸線の車両1両のリニューアル費用に活用されます。

 シェア数が増えれば増えるほど、リニューアルできる範囲が広がるとのこと。SNSでのシェアにするだけで、地域の大事な交通手段であり、重要な観光資源でもある秋田内陸線を応援できます。

 プロジェクトサイトでは、直接寄付したい人向けに、シェアによる募金も受け付け中。また、秋田内陸線と「秋田内陸線夢列車プロジェクト」の現状や課題、今後の展開の紹介や、美しい沿線・列車の写真などのコンテンツを掲載し、情報発信も行っていきます。

秋田内陸線について

秋田内陸線は、秋田内陸縦貫鉄道株式会社が運行している94.2kmの第三セクター鉄道です。秋田県内陸部の鷹巣(たかのす)駅と角館(かくのだて)駅を結ぶ、地域住民の大切な交通手段であり、県南・県北の観光地を結ぶ貴重な観光路線、観光資源でもあります。
鉄道ファンや写真家の人気を集める山里・渓谷の美しい沿線景色、萱草(かやくさ)駅―笑内(おかしない)駅間にある赤い鉄橋「大又川(おおまたがわ)橋梁」など、路線自体にもさまざまな魅力があり、最近は海外からの観光客も大幅に増えているとのこと。

 一方で、人口減少地帯を走っていることもあり、年間約2億円の赤字を県と沿線自治体が負担しており、財政的には厳しい状況が続いています。車両の老朽化も著しく、安定した運行のためには車両の更新が喫緊の課題となっています。

 地元銀行のシンクタンクの調査では、秋田内陸線の観光利用客による経済波及効果は約6億6千万円と推計されており、路線のさらなる有効活用や、観光客に対応するための新しい車両の導入が求められています。


「秋田内陸線夢列車プロジェクト」とは

 「秋田内陸線夢列車プロジェクト」は、秋田内陸線に新しい車両を寄付すること、そして新しい車両のコンセプトやデザインなどを多くの人々と語り合うことによって、人々が秋田内陸線を「自分ごと」として認識し、地域の未来・ビジョンを描いていくことを目的に活動しています。

 2015年6月6日~2017年6月5日までの2年間、新車両の購入を目指し、1億5千万円を目標に募金活動を実施。北海道や首都圏、関西からも寄付が寄せられましたが、目標額には届かず、新車両購入は断念されました。

 現在は集まった寄付金をもとに既存のディーゼル車1両をリニューアルする方向で秋田内陸線と協議していて、プロジェクトはリニューアル工事が終わる来年3月頃まで継続される予定。

[工藤ひろえ]