ポイントサービスで最も利用率が高いのは「Tポイント」~2位「楽天スーパーポイント」、3位「Pontaポイント」、利用場所はスーパーやコンビニ、ドラッグストア
マイボイスコム株式会社は、「ポイントサービス」に関するインターネット調査を実施、結果を発表しました。調査は2017年5月1日~5日に実施、有効回答数は10,857件。
共通ポイントサービス、最も利用されているのは「Tポイント」
直近1年間にポイントをためたり使ったりした共人は約9割。
サービス別に見ると、「Tポイント」が69.1%で利用率トップとなりました。2年前に実施した2015年調査の64.8%から4.3ポイント伸びています。
2位は「楽天スーパーポイント」で56.5%。実店舗で利用可能となったのは2014年秋からで前回調査の数字はありません。通販モールの楽天市場と実店舗で共通ポイントが利用可能という点が最大の魅力で、実店舗のポイントとしては後発ながら多くの利用者を獲得しています。
次いで3位は「Pontaポイント」で48.2%、4位「WAON POINT」32.7%、5位「nanacoポイント」31.7%。
10代~20代では、「Pontaポイント」の比率が「楽天スーパーポイント」より高くなっています。また、「nanacoポイント」は、北海道・東北・関東で他の地域よりやや高くなっています。
ポイントサービスを利用している店舗・施設
直近1年間にポイントサービスを利用した店舗・施設は、「スーパーマーケット」「コンビニエンスストア」「ドラッグストア」が各50%台。「家電量販店」や「オンラインショップ」も各4割で上位にあがっています。
男性や女性10・20代では、「コンビニエンスストア」が1位。「ドラッグストア」は女性30代で1位、「スーパーマーケット」は女性40代以上で1位に。ドラッグストアとスーパーマーケットでは女性高年代層で比率が高くなっているとのこと。
お得なポイントサービス。でも、まだまだ使いにくい点も
全回答数10,857件のうち、コメントを寄せているのは3,660件。
コメントでは、「どことどこが提携しているのかわかりにくい」「同じポイントサービスでも200円で1ポイント、100円で1ポイントと率が違ったりすることがある」など、サービスのわかりにくさが指摘されています。
また、「モバイルカードが対応していない店がある」「ポイントを500点、または100点以上貯めないと使用できず期限が切れるポイントサービスがある。1点から自由に使用できるといい」など、さらなる普及や使いやすさを期待する声も。
利用する側としてはどこでも同じカードが利用できれば一番ラクなのですが、サービスを提供する側としては、当然ながらリピート客を獲得するツールとして活用したい考えがあり、賢く利用するには複数のポイントサービスの併用が必須。
継続的に利用しているポイントサービスの個数を聞いたところ、「3~4個」が38.6%、「1~2個」「5~7個」が各2割となっています。
「5個以上」は、男性20代以上では2~3割、女性20代以上では4~5割。10代や男性20代では、「継続的に利用しているポイントサービスはない」が2割弱と他の層より高くなっています。
将来的にはどのポイントサービスかを意識しなくても、スマホをかざすだけで各種ポイントが貯められたり使ったりできるようになると嬉しいですね。