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アニメファンはお見逃しなく! アヌシー国際アニメ映画祭グランプリ受賞「夜明け告げるルーのうた」、6月24日(土)からTOHOシネマズ新宿・梅田など全国の映画館で再公開

[2017/6/21 14:10]

 フランスで開催されたアヌシー国際アニメーション映画祭で、グランプリにあたる最高賞「クリスタル賞」を受賞した、湯浅政明監督の劇場用アニメ「夜明け告げるルーのうた」。

「夜明け告げるルーのうた」

 長編部門でのグランプリ受賞は、高畑勲監督作「平成狸合戦ぽんぽこ」以来22年ぶりの快挙となります。

 アヌシー・アニメーション国際映画祭は、ザグレブ、オタワ、広島と並ぶ世界4大アニメーション映画祭の1つ。カンヌ映画祭からアニメ部門が独立する形で1960年に設立、世界最大、かつ最も歴史の古いアニメーション映画祭として知られています。

完全オリジナル作品「夜明け告げるルーのうた」がアヌシー国際アニメーション映画祭の長編部門でグランプリ受賞した湯浅監督(写真右)
湯浅監督の受賞メッセージ

 22年ぶりのグランプリを受賞した「夜明け告げるルーのうた」を観たい! という人も少なくないはず。そうしたニーズにこたえる形で、6月24日(土)からTOHOシネマ系列を中心とした映画館で、「夜明け告げるルーのうた」が再公開されます。

 再公開される劇場は、TOHOシネマズ新宿、TOHOシネマズ梅田をはじめ、全国で25スクリーン。6月24日(土)からの映画館が多いですが、7月1日(土)からの映画館もあります。また今後増える可能性もあるので、公式サイトの劇場案内ページをご参照ください。

観に行くつもりで見逃していたファンは今度こそお見逃しなく

 「夜明け告げるルーのうた」は5月19日公開。ゴールデンウィークに公開された大作アニメ「美女と野獣」「名探偵コナン」がまだまだ絶賛上映中の時期だったこともあり、大作の陰にかくれてしまった印象。

 「夜明け告げるルーのうた」の配給は、実験的作品や比較的位小規模の作品を扱う東宝映像事業部。公開時のスクリーン数は100を超える程度で、大作のスクリーン数が300を超えるのに比べると小規模な公開でした。このため、近場の映画館で上映していなくて見逃してしまったアニメファン・映画ファンも少なくないと思われます。

 もちろん、今後Blu-ray/DVD化もされると思われますが、映画館の大スクリーンで作品世界に没頭して鑑賞できるチャンスをお見逃しなく。

©2017ルー製作委員会

[工藤ひろえ]