痴漢冤罪事件にまきこまれたとき、刑事担当弁護士がその場で電話アドバイス、現場急行するサービスを開始~月額980円で現場急行が無料に
弁護士法人ベリーベスト法律事務所は8月4日(金)、万一痴漢冤罪に遭遇した際に弁護士がサポートする「痴漢冤罪顧問弁護士 緊急ダイヤル」サービスを開始しました。
弁護士法人ベリーベスト法律事務所は130人以上の弁護士が所属する大手の弁護士事務所です。
痴漢冤罪に遭遇してしまったら、その場で電話アドバイス&場合によって現場急行
「痴漢冤罪顧問弁護士 緊急ダイヤル」は、月額980円(税込)で、刑事担当弁護士が即時に電話でアドバイスを行い、状況によっては現場に急行するサービス。
電話アドバイスは全国が対象ですが、現場に急行するサービスは東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県が対象。また、現場急行は「可能な限り」という条件付きとなります。サービス契約者は、この際の急行費用は無料。
「痴漢冤罪顧問弁護士 緊急ダイヤル」のサービス案内ページでは、弁護士に助けを求めた結果、事なきを得た事例なども紹介されています。
また、サービスを契約すると、痴漢だと疑われた際に、その場で提示できる顧問弁護士名刺がもらえます。名刺をいつも携帯しておくことで、万一疑われた場合に、後日顧問弁護士が事件に対応することを主張して堂々と現場を立ち去りやすくなります。
ただし、その場から立ち去ることができるかどうかは状況によりますので、立ち去れるという保証があるわけではありません。
万一逮捕されてしまった場合には、弁護士が警察へ急行。サービス契約者の場合、初回接見費用、通常3万円が無料になります。その後の弁護士費用は別途となりますが、早期釈放に向けて最善の弁護活動をしてくれるとのこと。
なお、サービスを1年以上契約している人は、逮捕後の弁護士費用も2割引での対応となります。
サービス開始の背景
警察白書によると、2013年時点での痴漢による迷惑防止条例違反事件の検挙数は約4,000件。中には、一定数痴漢冤罪事件が含まれていると考えられます。
また今年に入り、痴漢を疑われ線路内を逃走、中には逃走中に死亡する人も出るなど、社会問題化しています。
公共交通機関を利用する人なら、誰でも痴漢冤罪事件に遭遇する可能性があり、最悪の場合は、数カ月身柄拘束をうけ、有罪となる可能性もあります。サラリーマンなら、こうした場合はまず職を失います。
痴漢冤罪事件に遭遇した際にどのように対応したらよいのか、報道などでも議論されていますが、おおむね弁護士に相談するのが良いという結論のようです。
とはいえ一般人の場合、通常は弁護士との接点はゼロ。相続問題などで弁護士にお世話になったことがあっても、弁護士は多くの場合専門としているジャンルがあり、民事を専門とする弁護士が刑事事件に適切に対応してくれるとは限りません。
弁護士法人ベリーベスト法律事務所では、こうした背景を受け、万が一痴漢冤罪事件に遭遇した場合、刑事担当弁護士のアドバイスによる最適な対応方法をとることができるよう、「痴漢冤罪顧問弁護士 緊急ダイヤル」サービスをスタートしたとのこと。
料金も、「弁護士という存在をより身近に感じていただき、多くの方に通勤時の不安を払拭いただけるよう」、月額980円(税込)と無理のない金額に設定したとのことです。
なお、ジャパン少額短期保険が販売している「痴漢冤罪保険(痴漢冤罪ヘルプコール付き弁護士費用保険)」は、月額590円。弁護士へのヘルプコールは無料ですが、弁護士が現場に急行するサービスは付いていません。ただし、痴漢冤罪保険は水漏れ事故や物損事故などをカバーする個人賠償責任保険も付帯しています。