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マンション・アパートで非常識だと思われるのはこんな行動! 早朝・深夜の騒音、ごみ捨てのマナーが悪い、挨拶をしない……ただし、非常識な住民がいても「何もしない」人が6割超~SUUMO調査

[2017/10/18 19:16]

 リクルートが運営する住宅情報サービス「SUUMO」は10月18日(水)、マンション・アパートで非常識と思われる行動のアンケート調査結果を発表しました。

 調査対象は、全国の集合住宅に住む20~39歳の既婚者男女400名。構成は、子どもがいない男性100名、子どもがいない女性100名、中学生以下の子どもがいる男性100名、中学生以下の子どもがいる女性100名となっています。

非常識な行為の1位は「早朝・深夜に騒ぐ」、2位は「ゴミ捨てのマナーが悪い」

 非常識だと思われる行為の1位は、「早朝・深夜に騒ぐ」。51.3%と半数以上の人が非常識と感じています。

 2位は「ゴミ捨てのマナーが悪い」で、こちらも49.5%とほぼ半数の人が非常識な行為に挙げています。3位は「親が子どもの迷惑行動を注意しない」と「挨拶をしない・無視する」が46.0%で並んでいます。

 非常識と感じる人が多い項目をまとめてみると、ペット禁止なのにペットを飼ったり、共用部に私物を置いたりする「ルールやマナーを守らない」行為が多く上がっています。「管理費や修繕積立金を払わない」という論外な行為も。

 また、深夜・早朝に大音量で音楽を聴く・楽器を演奏する、同じく深夜・早朝時間帯の掃除機や洗濯機の音、ペットの鳴き声、足音や生活音など騒音に関する行為も、非常識と感じる人が多いようです。

 ベランダの使い方についても、ベランダの喫煙、ベランダでバーベキューをするなどは3割前後の人が“非常識”としています。他の部屋のベランダに煙や匂いがいってしまう行為はNGと感じる人が少なくないよう。

騒音、ルールやマナー違反、共用部やベランダの使い方は軋轢の原因に(出典/SUUMOジャーナル編集部


非常識な人が同じマンション・アパートに「いる」は43.5%。でも注意などは「何もしない」が6割超

 実際に同じマンション・アパート内に非常識だと感じる住人が「いる」と回答した人は43.5%で半数まではいきませんが、非常識な住民は意外に多いようです。

 「いる」と回答した人に非常識な人に対する対応を聞いたところ、「何もしなかった」が圧倒的に多く60.9%と6割を超えています。「管理組合・管理会社に相談をした」が26.4%で、「本人に直接注意をした」という人も10.3%いました。「警察に通報した」という人も2.9%とごく少数ながらいました。

 近頃は注意をしたことが原因で事件になったりすることもあるため、「非常識だなあ」と感じても直接注意をする人は少数派のようです。

“非常識”と思う住民が居ても、「何もしなかった」人が6割超。ご近所ともめたくない、非常識な人に注意をするのはこわい、といった気持ちでガマンする人が多数派のよう(出典/SUUMOジャーナル編集部
[工藤ひろえ]