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「チャンネルNECO」が実写映画「るろうに剣心」の放送を中止、番組差し替えを発表。ファンの声「作品に罪はないのに」「るろうに剣心が放送禁止作品になって悲しい」

[2017/11/22 21:51]

 日活が運営するCS映画チャンネル「チャンネルNECO」は11月22日(水)、WebサイトとTwitterで11月25日(土)に放送を予定していた実写映画「るろうに剣心」シリーズ3作品の放送を中止、番組の差し替えを発表しました。

チャンネルNECOの公式Twitterでの告知

 チャンネルNECOでは、「この度、11月25日に放送を予定しておりました番組『るろうに剣心』 『るろうに剣心 京都大火編』 『るろうに剣心 伝説の最期編』(3番組・3放送枠)につきまして、原作者が法令違反容疑で書類送検されたことを重く受け止め、番組を変更して放送させて頂きます」と説明。

 原作者が法令違反容疑で書類送検されたことを受けての対応であることを明言しています。

 11月12日(土)に地上波で初めて放送された映画「シン・ゴジラ」でも、未成年者との淫行容疑で取り調べを受けた俳優・小出恵介さんの出演シーンがカットされたことがネットで話題になりましたが、現在のテレビ放送では、出演者が逮捕や書類送検された場合、放送を自粛したり、出演シーンのカットが恒例となっています。

 このため、チャンネルNECOの発表には、「急な番組編成の変更、心中お察し致します…。」など、番組変更に理解を示す返信がついています。

 ただし、Twitterや掲示板などでは、「作品に罪はないし、ましてかなり作者の手を離れてる実写ぐらいええやないか」といった、原作者の書類送検で放送自粛までは必要ないのではという声が多数派。多数の映画作品・ドラマに出演していた小出恵介さんのスキャンダルの際も、ちょっとでも関わった人が逮捕や書類送検をされたら放送自粛になってしまうのはいかがなものか、という声が多く上がっていました。

 実写版映画では佐藤健さん、武井咲さんをはじめとする出演俳優のファンも多く、「るろうに剣心が放送禁止作品になって悲しい」「もう見れなくなるのか」など、残念に思うファンの悲しみの声も少なくありません。

 CSチャンネルで放送が中止される状況では、地上波での放送はさらに難しそうです。ネットでは、作品の「Blu-rayやDVDも購入できなくなるのでは」と心配する声も。現在販売中の「るろうに剣心」シリーズBlu-rayやDVDも、在庫がなくなった場合再生産されるかどうか、現時点では読めない状況となっています。

 一方で、小出恵介さんの場合は、ネットの動画配信サービスでは問題発覚以前に公開・放送された作品については配信が続けられていたケースが多かったため、「ネット配信があるやろ」と楽観視するファンも。

 ただし、今回は児童ポルノ法違反という、かなりイメージの良くない容疑ということもあり、今後有罪となり罰金刑を受けるようなことがあると、ネット配信でも自粛という判断が下される可能性もありそうです。

 もう一度作品を見ておきたいファンは、ネットの動画配信やレンタルDVDなどでいまのうちに見ておく方がいいかもしれません。


[工藤ひろえ]