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テレビ朝日が、1/1・1/2深夜に新海誠監督の「秒速5センチメートル」「星を追う子ども」「言の葉の庭」「雲のむこう、約束の場所」を一挙放送!~1/3の「君の名は。」地上波初放送記念特集で

[2018/1/1 11:09]

 興行収入250億円超のメガヒット作となった新海誠監督の劇場用アニメ「君の名は。」は、1月3日(水)夜21時からテレビ朝日でお正月番組の目玉として地上波初放送されます。

 テレビ朝日では、「君の名は。」地上波初放送を記念して、1月1日・2日の深夜に新海誠監督の4作品を関東地方で一挙放送します。

テレビ朝日「新海誠特集」特設ページより
© Makoto Shinkai / CoMix Wave Films © Makoto Shinkai / CMMMY

 今回放送されるのは、「秒速5センチメートル」「星を追う子ども」「言の葉の庭」「雲のむこう、約束の場所」の4作品。新海誠監督の劇場公開作品では、約25分の劇場公開デビュー作となった「ほしのこえ」を除く全作品が一挙放送されることになります。

 4本の中で「星を追う子ども」は、ファンタジー要素が強くアクションシーンもあるなど、登場人物の揺れ動くこころをきめ細かに描く他3作品とは少し違った印象ですが、新海誠監督作品で共通しているのが風景の美しさ。湿度や日差し、吹き抜ける風までが感じられるような風景は新海誠監督作品の見どころのひとつです。

 関東ローカル放送となるのが残念ですが、視聴できるエリアの方は「君の名は。」に至る新海誠監督の世界を堪能できる2日間をお見逃しなく。

1月1日(月・祝)深夜24:20~

「秒速5センチメートル」
「星を追う子ども」

1月2日(火)深夜25:05~

「言の葉の庭」
「雲のむこう、約束の場所」

1月3日(水)夜21:00~

「君の名は。」

作品情報(敬称略)

秒速5センチメートル(2007年公開・本編約63分)

<ストーリー>
小学校の卒業と同時に離ればなれになった遠野貴樹と篠原明里。二人だけの間に存在していた特別な想いをよそに、時だけが過ぎていった。
そんなある日、大雪の降るなか、ついに貴樹は明里に会いに行く……。

貴樹と明里の再会の日を描いた「桜花抄」、その後の貴樹を別の人物の視点から描いた「コスモナウト」、そして彼らの魂の彷徨(ほうこう)を切り取った表題作「秒速5センチメートル」。3本の連作アニメーション作品。

<スタッフ>
 監督・脚本・絵コンテ:新海誠
 作画監督・キャラクターデザイン:西村貴世
 美術:丹治匠、馬島亮子、新海誠
 音楽:天門
 主題歌:「One more time, One more chance」山崎まさよし

<キャスト>
 遠野貴樹(タカキ):水橋研二
 篠原明里(アカリ):近藤好美/尾上綾華
 澄田花苗(カナエ):花村怜美
 ほか

星を追う子ども(2011年公開・本編約116分)

<ストーリー>
ある日、父の形見の鉱石ラジオから聴こえてきた不思議な唄。
その唄を忘れられない少女アスナは、地下世界アガルタから来たという少年シュンに出会う。2人は心を通わせるも、少年は突然姿を消してしまう。「もう一度あの人に会いたい」そう願うアスナの前にシュンと瓜二つの少年シンと、妻との再会を切望しアガルタを探す教師モリサキが現れる。
そこに開かれるアガルタへの扉。3人はそれぞれの想いを胸に、伝説の地へ旅に出る―。

<スタッフ>
 監督・脚本・絵コンテ:新海誠
 作画監督・キャラクターデザイン:西村貴世
 美術監督:丹治匠
 音楽:天門
 主題歌:「Hello Goodbye & Hello」熊木杏里

<キャスト>
 渡瀬 明日菜(アスナ):金元寿子
 シン/シュン・クァーナン・プラエセス:入野自由
 森崎竜司(モリサキ):井上和彦
 アスナの母:折笠富美子
 ほか


言の葉の庭(2013年公開、本編約46分)

<ストーリー>
靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は決まって学校をさぼり、公園の日本庭園で靴のスケッチを描いていた。
ある日、タカオは、ひとり缶ビールを飲む謎めいた年上の女性・ユキノと出会う。ふたりは約束もないまま雨の日だけの逢瀬を重ねるようになり、次第に心を通わせていく。
居場所を見失ってしまったというユキノに、彼女がもっと歩きたくなるような靴を作りたいと願うタカオ。六月の空のように物憂げに揺れ動く、互いの思いをよそに梅雨は明けようとしていた。

<スタッフ>
 監督・脚本・絵コンテ:新海誠
 作画監督・キャラクターデザイン:土屋堅一
 美術監督:滝口比呂志
 音楽:KASHIWA Daisuke
 エンディングテーマ:「Rain」 作詞・作曲:大江千里 ©1988 by Sony Music Artists Inc.
 歌:秦基博

<キャスト>
 秋月孝雄(タカオ):入野自由
 雪野百香里(ユキノ):花澤香菜
 ほか

「雲のむこう、約束の場所」(2004年公開、本編約91分)

<ストーリー>
日本が南北に分断された、もう1つの戦後の世界。青森の少年・ヒロキとタクヤは、ユニオン占領下の北海道にそびえる謎の巨大な「塔」まで飛ぼうと、自力で小型飛行機“ヴェラシーラ”を組み立てていた。二人は憧れの少女・サユリとある約束をするが、中学三年の夏、サユリは突然転校してしまう。
3年後、ヒロキはサユリがあの夏からずっと原因不明の病により眠り続けたままなのだということを知る。サユリを永遠の眠りから救おうと決意し、タクヤに協力を求めるヒロキだったが──。

<スタッフ>
 監督・脚本・絵コンテ:新海誠
 キャラクターデザイン・作画監督:田澤潮
 美術:丹治匠、新海誠
 音楽:天門

<キャスト>
 藤沢浩紀(ヒロキ):吉岡秀隆
 白川拓也(タクヤ):萩原聖人
 沢渡佐由理(サユリ):南里侑香
 ほか

[工藤ひろえ]