さとふる、2017年のふるさと納税お礼品人気ランキング確定版を発表！ TOP 10は牛肉、海鮮、うなぎなど特産の食品がずらり、1位は佐賀県嬉野市の「佐賀牛切り落とし 1kg」
ソフトバンクグループの株式会社さとふるは、2017年のふるさと納税お礼品人気ランキングを発表しました。
集計期間は、2017年1月1日～12月31日までで、ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」で申し込みがあったお礼品の人気ランキングとなっています。ふるさと納税は年末に駆け込みで申し込む人も多いため、12月31日までを集計したこちらが最終版。
佐賀牛、毛ガニ、いくら、うなぎなどTOP 10は特産食品がずらり
上位には食品が並び、最も人気が高かったのは2017年の上半期ランキングでも1位だった佐賀県嬉野市の「佐賀牛 切り落とし 1kg」でした。また、「佐賀牛 切り落とし 1kg」と北海道八雲町の「【厳選三特品】北海道近海産毛ガニ」は2015年より3年連続で本ランキングの上位3位以内にランクインしています。
ふるさと納税の金額では、1万円に人気が集中。サラリーマン（給与所得者）の場合は、あらかじめ申請することで確定申告が不要になる「ふるさと納税ワンストップ特例制度」が2015年の4月からスタート。特例制度を利用するには、ふるさと納税を行う自治体の数が5団体以内という条件があるため、あちこちの特産品をゲットする場合、1万円ていどのふるさと納税が利用しやすいようです。
都府県別に見ると、佐賀県が4つ、北海道が2つランクイン。佐賀県は特産品の佐賀牛、北海道は海鮮が人気で、新潟県のこしひかり米、静岡県のうなぎなど、やはり認知度の高い特産品をもつところが強いと言えそうです。
【「さとふる」ふるさと納税お礼品人気ランキング】
１ 佐賀牛 切り落とし 1kg （佐賀県嬉野市） 1万円
２ 【厳選三特品】北海道近海産毛ガニ （北海道八雲町） 1万円
３ 特選 いくら醤油漬け 500g （北海道森町） 1万円
４ 【創業60年】老舗肉屋の特上ハンバーグ 10個 （佐賀県唐津市） １万円
５ 特盛り九州産豚切り落とし 4kg （福岡県上毛町） 1万円
６ 新潟県奥阿賀産こしひかり10kg （新潟県阿賀町） 1万円
７ 佐賀牛A5～A4特選切り落とし 1.1kg （佐賀県唐津市） 1万円
８ 国産うなぎ蒲焼 2尾セット （静岡県吉田町） 1万円
９ 国産うなぎ蒲焼（大サイズ） 5本セット （和歌山県湯浅町） 2万円
10 創業72年老舗の佐賀牛切り落とし1.2kg （佐賀県唐津市） 1万円
体験型のお礼品が増加
2016年に引き続き、2017年も実際に地域で利用できる体験型のお礼品の数が増加しています。体験型のお礼品ランキングでは、上位5つのお礼品のうち4件が宿泊券付きでした。
【「さとふる」ふるさと納税 体験型お礼品ランキング】
１ バイキングプラン 千葉県勝浦市 5万円
２ 嬉野温泉宿泊券ペア1泊2食(竹コース) 佐賀県嬉野市 6万円
３ 嬉野温泉宿泊券ペア1泊2食(松コース) 佐賀県嬉野市 9万円
４ うなぎお食事券【岐阜県関市】 岐阜県関市 1万円
５ 塩原温泉宿泊券ペア1泊2食(竹コース) 栃木県那須塩原市 10万円
ふるさと納税、高額納税者なら利用しないと大損かも？
年収850万円超のサラリーマンが増税の対象となり、2020年1月から実施される方針が2017年に決まりました。「取りやすいところから取る」という批判が出ていますが、増税が決まってしまえば給料から天引のため抵抗もできないのが会社員のつらいところ。
増税の対象となるような高給サラリーマンなら、利用しないと損かも？ なのがふるさと納税です。たとえば、年収850万円でひとり世帯のサラリーマンなら、約14万円が寄付上限額となります。
この場合、14万円をふるさと納税すると、返礼品は一般に寄付額の3～4割相当の商品がもらえるため、4～6万円に相当する商品がゲットできます。人気の返礼品では還元率5割程度のものも多くあります。
ふるさと納税した金額のうち2,000円は自己負担分となりますが、残りの13万8,000円は翌年の所得税と住民税から全額控除されます。
寄付上限額は年収と世帯構成により違いますが、単身世帯や共働きなど税制上の優遇控除枠がない世帯ほど上限額が高くなる仕組み。
給与所得者の場合、年収300万円でも単身世帯なら2万8,000円がふるさと納税で控除できます。2万8,000円の枠があれば、缶ビール24本入りひと箱＋牛肉切り落とし1kg＋米5kgくらいはゲット可能。
公に認められた制度なので、天引きで税金からは絶対逃れられないサラリーマンこそ、賢く利用したいところです。