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会社員なら、思わず苦笑いの動画を中小機構がYouTubeで公開! 「社畜あるある」アートを美術館のように見て回れるPR動画「社畜ミュージアム」

[2018/1/25 17:48]

 独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)は、認知度向上を目的としてPR動画「社畜ミュージアム」を公開しました。動画を制作したのは株式会社カヤック。

 動画「社畜ミュージアム」では、長時間労働、サービス残業など劣悪な労働環境により、不健全になってしまった会社によくいる社員たち(社畜)の様子を、絵画や銅像などのアート作品で表現。美術館を見て回るような感覚で、動画で見ることができます。

 モーツァルト作曲のレクイエム「怒りの日」の合唱にのせて、深夜にクライアントからの電話が鳴り止まず絶叫する社員や、上司から「進捗どう?」と毎日詰められ爆発寸前の社員など。「社畜あるある」をネーミングやキャッチコピーと共に、テンポよく表現。

 様々な「社畜あるある」が紹介された後に、「働く人を、もっと笑顔に。」「日本の中小企業を支えたい。」というキャッチコピーが出て、動画は終了。

 中小企業が抱える様々な問題に対して、積極的に支援していきたいという中小機構のメッセージを伝える動画ですが、会社員なら誰でも、「あるある」と笑ってしまうことがひとつはありそうです。

「お手上げスライダー」終わらない仕事に絶望し、ウォータースライダー状に石化してしまった社畜社員
「はじめまして、ごめんなさい」前任者の業務を引き継ぎ、何も分からぬ状態で謝罪に行かされる新入社員
「月曜、襲来」連休が終わり、現実が受け入れられないまま、玄関で絶望するサラリーマン
中小機構は、中小企業のさまざまな悩みを支援するメニューを揃えているそうですよ!

 中小機構は、経産省所管の独立行政法人。全国9カ所に展開する地域本部を通じ、中小企業の創業や新事業展開、販路開拓、海外展開、経営基盤の強化など中小企業の様々なニーズに対して、アドバイスや研修、ファンドを通じた資金提供などの支援メニューを揃えているとのこと。

 どんな企業もいい時ばかりではありません。困難な状況に置かれたとき、現在いる社員の力のみで対応しようとすると、“ブラック企業”と言われるような働き方に傾いてしまいがち。困ったときには、中小機構に相談してみるといいかもしれません。

[工藤ひろえ]