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まさに“男の影”!? 部屋の窓に男性のシルエットを投影して一人暮らし女性を守る! レオパレス21が「Man on the Curtain」を発表~シャドーや筋トレ、素振りなど12パターン

[2018/3/29 13:08]

 レオパレス21が、ひとり暮らしの女性の多くが不安に思う、女性を狙った住居侵入犯罪を軽減することを目的とした防犯施策「Man on the Curtain」を開発。その内容を紹介するWEBムービーを、2018年3月23日(金)より公開しています。「Man on the Curtain」のプロジェクターキットを5名にプレゼントするキャンペーンも2018年4月6日15時まで実施しています。


Man On The CurtainfromManOnTheCurtainonVimeo.

 およそ140万人の女性がひとり暮らしをしている東京は、“ひとり暮らしの女性が世界一多い街の一つ”と言われているとのこと。同社が、少しでも女性の不安を取り除き、より安全に、のびのびと生活してもらうために何ができるのかを考え開発した防犯施策が「Man on the Curtain」。

 スマートフォンとプロジェクターだけを用いて、動く男性のシルエットを窓に投影するもので、動く男性のシルエットは、シャドーボクシングをしているものや、筋トレをしているもの、バットで素振りをしているものなど全部で12種類。どれも強そうな男性が生活している様子を投映します。この取り組みは、防犯理論「攻める防犯」に則っており、犯罪者に大きなプレッシャーをかけることで犯行を抑止することに効果的であると言われているとのこと。

 犯罪者はひとりでいる女性を狙っているということで、いかに、ひとりでいる女性に見せないか、がとても重要。だからこそ、カーテンに映る男性の影映像のリアリティにはこだわり、CGがいいか、実写がいいか、光量はどれぐらいがいいか本当に男性がそこにいるように見えるよう検証を繰り返したとしています。

犯罪心理学者 出口保行教授のコメント

 犯罪者は検挙されることを最も恐れます。カーテンに男性が映っているだけでも非常に強い犯罪抑止力を発揮します。私が内閣府や警視庁を通して主張・啓蒙している「攻める防犯」とは、私が立ち上げた防犯理論です。これは、犯罪を行おうとする者は、動機を形成したからといって、即座に実行に移すわけではなく、かなり慎重に実行に移すかどうかを考えるという点に注目しています。

 刑務所等で1万人以上の犯罪者を心理分析する中で、彼らが常に犯罪をしているわけではないということ。つまり、実行に至るのはごく少ないということを知りました。犯罪を行おうとする者は、動機を形成した後、リスクとコストを考えます。リスクとはその行動を行うことによって検挙される危険性の高さであり、コストとはその行動を行うことによって失うものの大きさ(社会的地位や家族等)となります。

 「攻める防犯」の考え方に則ると、まさに今回の企画は犯罪者に大きなプレッシャーをかけることで、動機を形成しても実行させないことに効果的であると考えます。

[古川 敦]