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大災害、その後――具体的にどんなことがあってどうなるの? 全文公開されたチャリティー書籍「熊本地震体験記−震度7とはどういう地震なのか?」に震災後の出来事が追記される
[2018/4/13 13:47]
株式会社インプレスR&Dは、2016年6月に発行したチャリティー書籍「熊本地震体験記−震度7とはどういう地震なのか?」を震災から1年となる2017年4月にWebで全文公開しました。
全文公開時に、震災後の1年間の出来事が追記されましたが、震災後から2年が経つ4月14日を前に、著者がこの1年間に経験したこと、被災地の現状などを追記されました。
「熊本地震体験記−震度7とはどういう地震なのか?」の著者は、版元のインプレスR&D社長の井芹昌信さん。本書は、益城町出身で、実際に遭遇した熊本地震の体験を綴ったもの。書籍の売上の一部は、被災地に寄付されています。
Webで全文公開後、書籍では記載できなかった、その後に起こった家族の移住、闘病、家の撤去、仮説住宅での生活など、地震の影響で身に降りかかってきた数々の出来事を追記しています。
災害が起こった時にはたくさんの報道で現地の様子を見ることができますが、家が倒壊したらその後どうなるのか、災害に遭ってみるまではなかなか具体的イメージできないもの。著者は、災害への最大の備えは「想像する」ことだと述べています。
日本では、地震と無縁といえる土地はありません。家が倒壊したら、仮設住宅に入って、そこから…? の先の体験記。無料で公開されているので、一度読んでおくと、“大災害のその後”への心の備えができそうです。