メーテルは栗山千明さん! 「銀河鉄道999」初の実写化はまさかの生ドラマ~CG多用の40周年記念生ドラマ「銀河鉄道 999 Galaxy Live Drama」。「メーテルは憧れの存在」と栗山さん
スカパー!が15日、「銀河鉄道 999」で初の実写化すると発表しました。タイトルは銀河鉄道999 40周年記念生ドラマ「銀河鉄道 999 Galaxy Live Drama」。メーテル役は栗山千明さん、鉄郎役は前田旺志郎さんで、2018年6月18日(月)20時よりBS スカパー!で生放送されます。スカパー!のいずれかのチャンネルまたはパック・セットなどの契約者は無料で視聴できます。
伝説的SF作品「銀河鉄道 999」を「生ドラマ」という型破りな切り口で、初実写化。クイーン・エメラルダス役に凰稀かなめさん、機械伯爵役に染谷俊之さん、大山トチロー役には橋本じゅんさん、アンタレス役には宇梶剛士さんという豪華キャストが集結します。
栗山千明さん、前田旺志郎さんはどちらも生ドラマ初挑戦。また製作チームには数々の人気テレビドラマを手掛けるザ・ワークスが参加。さらに、ドラマは壮大な世界観を表現するためCGを多用し、日本映画界屈指のCGクリエーターたちが担当。今までにない生放送ドラマとCGによる融合で、スカパー!だからこそ挑戦できるドラマとしています。
また、生ドラマ放送終了後には出演者によるアフタートークを生放送で展開。その他、スタジオには、舞台「銀河鉄道 999」~GALAXY OPERA~とのコラボレーションとして主演・星野鉄郎役を演じる中川晃教さんとゲストが登場。今年80歳をむかえる原作者・松本零士氏へのリスペクトを中心に語り合います。生ドラマ60分、トーク番組30分、計90分の生放送となります。
また、7月1日(日)22時から、東映チャンネルで「銀河鉄道 999(劇場版)」も放送されます。
栗山千明さんのコメント
メーテルは憧れの存在だったのでお話をいただいて驚きました。光栄ですし、恐縮ですし、嬉しい気持ちとともに、多くのファンがいる作品ですので、ご期待にそえるように頑張りたいと思います。
「銀河鉄道 999」は小さい時にアニメで見て好きになり、特に切なさ、憂いを感じるストーリーに引き付けられた記憶があります。「愛」や「命」という普遍的なテーマで、子どもが見ても素直に楽しめ、大人が見ても奥のテーマを感じることができる、世代関係なく、見る年齢によって感じ方が変わってくる、長く愛される作品です。
この生ドラマでは、メーテルの深い想い・意志・使命、そして内に秘めている切なさ・葛藤をうまく表現し、メーテルに一歩でも近づけるように演じたいです。生ドラマは初めての挑戦で、どうなるか未知数です。今は不安の方が大きいですが、これから稽古を通してアドリブが出せるくらい余裕と自信を持ってお届けできる作品に仕上げていきたいと思います。私自身、「挑戦する」という気持ちが大きい作品です。皆さんも「どんな放送になるんだろう」と、ワクワクしていただける内容になると思います。
「銀河鉄道 999」という作品の醍醐味を実写になってもちゃんとお届けできるように、これからキャスト・スタッフ、皆で作っていきますので、是非楽しみになさってください。
前田旺志郎さんのコメント
オファーを聞いたときは驚きました。誰もが知っている作品の実写化を、まさか自分がやらせていただけると思っていなかったので、「嬉しいな」と思ったのと同時に、「生半可なことはでけへんな」と思いました。
皆の中にそれぞれの鉄郎がいると思うので、その期待を裏切らない、期待にそえるように頑張りたいです。「銀河鉄道 999」は特にメッセージ性が強く、子どもが見ても楽しめ、大人は納得しながら見れる、作品だと思います。
描かれる題材が、どの世代が見ても、何年たっても、そんなにポンと答えがでるものじゃないので、何年経っても色々な人が、色んな世代で、改めて何かに気付かされる、そんな愛される作品だと思います。舞台経験もまだないので、生で人に伝えるということが初めてで、緊張、不安、怖いな、という気持ちが大きいです。
今はまだ「生ドラマ、どういうこと?(笑)」という感じですが、アドリブが出せるくらい楽しめたら、見ている人にもそういう楽しさが伝えられると思います。ほかのドラマや映画とは撮り方が違うと思うので、生ならではの良さを、映像を通して伝えたいと思います。そして僕なりの鉄郎を出しつつ、原作に沿って演じていけたらいいなと思います。
初めての生ドラマ、どうなるか僕自身わからないですし、不安です。ですが、皆さんが想像している鉄郎、何事にもまっすぐで周りの人を巻き込むような熱い気持ちを、皆さんに伝えられるように体当たりで演じたいです。是非、見てください。
あらすじ
西暦2XXX年の未来世界。裕福な人々は機械の身体に魂を移し替えて機械化人となり、永遠の生を謳歌している。一方、貧しい人々は機械の身体を手に入れることができずに死の恐怖に怯え、さらに多くの生身の人間は機械化人に差別・迫害されていた。
「機械化こそは最良の生き方であり、宇宙の意志である」。宇宙は「全宇宙機械化」を目指す機械帝国の女王プロメシュームに支配されており、生身の人間からすると機械化人は恐怖の対象ではあるが、恐怖やみじめさから逃れるために機械の身体に憧れを持つ者も少なくない……。
母を機械伯爵に殺された少年・星野鉄郎は謎の美女・メーテルから銀河超特急999号のパスポートを渡され、機械の体を求めて旅立つ。母の復讐を胸に秘めて……。