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メーテルは栗山千明さん! 「銀河鉄道999」初の実写化はまさかの生ドラマ~CG多用の40周年記念生ドラマ「銀河鉄道 999 Galaxy Live Drama」。「メーテルは憧れの存在」と栗山さん

[2018/5/15 22:40]

 スカパー!が15日、「銀河鉄道 999」で初の実写化すると発表しました。タイトルは銀河鉄道999 40周年記念生ドラマ「銀河鉄道 999 Galaxy Live Drama」。メーテル役は栗山千明さん、鉄郎役は前田旺志郎さんで、2018年6月18日(月)20時よりBS スカパー!で生放送されます。スカパー!のいずれかのチャンネルまたはパック・セットなどの契約者は無料で視聴できます。

(C)松本零士・東映アニメーション/スカパー!

 伝説的SF作品「銀河鉄道 999」を「生ドラマ」という型破りな切り口で、初実写化。クイーン・エメラルダス役に凰稀かなめさん、機械伯爵役に染谷俊之さん、大山トチロー役には橋本じゅんさん、アンタレス役には宇梶剛士さんという豪華キャストが集結します。

 栗山千明さん、前田旺志郎さんはどちらも生ドラマ初挑戦。また製作チームには数々の人気テレビドラマを手掛けるザ・ワークスが参加。さらに、ドラマは壮大な世界観を表現するためCGを多用し、日本映画界屈指のCGクリエーターたちが担当。今までにない生放送ドラマとCGによる融合で、スカパー!だからこそ挑戦できるドラマとしています。

(C)松本零士・東映アニメーション/スカパー!
(C)松本零士・東映アニメーション/スカパー!

 また、生ドラマ放送終了後には出演者によるアフタートークを生放送で展開。その他、スタジオには、舞台「銀河鉄道 999」~GALAXY OPERA~とのコラボレーションとして主演・星野鉄郎役を演じる中川晃教さんとゲストが登場。今年80歳をむかえる原作者・松本零士氏へのリスペクトを中心に語り合います。生ドラマ60分、トーク番組30分、計90分の生放送となります。

中川晃教さん

 また、7月1日(日)22時から、東映チャンネルで「銀河鉄道 999(劇場版)」も放送されます。

栗山千明さんのコメント

(C)松本零士・東映アニメーション/スカパー!

 メーテルは憧れの存在だったのでお話をいただいて驚きました。光栄ですし、恐縮ですし、嬉しい気持ちとともに、多くのファンがいる作品ですので、ご期待にそえるように頑張りたいと思います。

 「銀河鉄道 999」は小さい時にアニメで見て好きになり、特に切なさ、憂いを感じるストーリーに引き付けられた記憶があります。「愛」や「命」という普遍的なテーマで、子どもが見ても素直に楽しめ、大人が見ても奥のテーマを感じることができる、世代関係なく、見る年齢によって感じ方が変わってくる、長く愛される作品です。

 この生ドラマでは、メーテルの深い想い・意志・使命、そして内に秘めている切なさ・葛藤をうまく表現し、メーテルに一歩でも近づけるように演じたいです。生ドラマは初めての挑戦で、どうなるか未知数です。今は不安の方が大きいですが、これから稽古を通してアドリブが出せるくらい余裕と自信を持ってお届けできる作品に仕上げていきたいと思います。私自身、「挑戦する」という気持ちが大きい作品です。皆さんも「どんな放送になるんだろう」と、ワクワクしていただける内容になると思います。

 「銀河鉄道 999」という作品の醍醐味を実写になってもちゃんとお届けできるように、これからキャスト・スタッフ、皆で作っていきますので、是非楽しみになさってください。

前田旺志郎さんのコメント

(C)松本零士・東映アニメーション/スカパー!

 オファーを聞いたときは驚きました。誰もが知っている作品の実写化を、まさか自分がやらせていただけると思っていなかったので、「嬉しいな」と思ったのと同時に、「生半可なことはでけへんな」と思いました。

 皆の中にそれぞれの鉄郎がいると思うので、その期待を裏切らない、期待にそえるように頑張りたいです。「銀河鉄道 999」は特にメッセージ性が強く、子どもが見ても楽しめ、大人は納得しながら見れる、作品だと思います。

 描かれる題材が、どの世代が見ても、何年たっても、そんなにポンと答えがでるものじゃないので、何年経っても色々な人が、色んな世代で、改めて何かに気付かされる、そんな愛される作品だと思います。舞台経験もまだないので、生で人に伝えるということが初めてで、緊張、不安、怖いな、という気持ちが大きいです。

 今はまだ「生ドラマ、どういうこと?(笑)」という感じですが、アドリブが出せるくらい楽しめたら、見ている人にもそういう楽しさが伝えられると思います。ほかのドラマや映画とは撮り方が違うと思うので、生ならではの良さを、映像を通して伝えたいと思います。そして僕なりの鉄郎を出しつつ、原作に沿って演じていけたらいいなと思います。

 初めての生ドラマ、どうなるか僕自身わからないですし、不安です。ですが、皆さんが想像している鉄郎、何事にもまっすぐで周りの人を巻き込むような熱い気持ちを、皆さんに伝えられるように体当たりで演じたいです。是非、見てください。

あらすじ

 西暦2XXX年の未来世界。裕福な人々は機械の身体に魂を移し替えて機械化人となり、永遠の生を謳歌している。一方、貧しい人々は機械の身体を手に入れることができずに死の恐怖に怯え、さらに多くの生身の人間は機械化人に差別・迫害されていた。

 「機械化こそは最良の生き方であり、宇宙の意志である」。宇宙は「全宇宙機械化」を目指す機械帝国の女王プロメシュームに支配されており、生身の人間からすると機械化人は恐怖の対象ではあるが、恐怖やみじめさから逃れるために機械の身体に憧れを持つ者も少なくない……。

 母を機械伯爵に殺された少年・星野鉄郎は謎の美女・メーテルから銀河超特急999号のパスポートを渡され、機械の体を求めて旅立つ。母の復讐を胸に秘めて……。

登場人物

【メーテル(栗山千明さん)】鉄郎に銀河超特急 999 号のパスポートを渡した謎の美女。これまでも多くの若者と旅をしてきたが、自分の使命や運命に疑問を持つようになった。鉄郎の旅の行く末を案じるが、今まで出会ったどの若者とも違う鉄郎の「勇気」「優しさ」に「もしかしたら自分の運命を変えられるかもしれない」と思い始めている。旅を通じ成長していく若者の姿と、未来を信じる心に触れるにつれ、鉄郎を愛おしく思えるようになった (C)松本零士・東映アニメーション
【星野鉄郎(前田旺志郎さん)】地球人。機械の体を手に入れるため、銀河超特急 999 号が発着するメガロポリスステーションを目指す旅の途中、母親を目の前で機械伯爵に殺される。死の間際の遺言は「機械の体になって、お母さんの分まで長生きするのよ」。その後、母親そっくりのメーテルに出会い、機械の体をタダでくれる星に行けるパスポートを手に入れる。メーテルの条件は「自分も一緒に連れていくこと」。 機械伯爵への復讐を胸に抱きつつ、機械の体による永遠の生に純粋に憧れている。謎の美女・メーテルに亡き母を重ね、思慕を募らせている (C)松本零士・東映アニメーション
【クイーン・エメラルダス(凰稀かなめさん)】その姿をみたら死ぬと噂される海賊。重力サーベル(鋭い剣先とレーザー銃の機能を併せ持つ)を使いこなす達人で筋を通さない人間には容赦しない、誇り高き女性。大山トチローにだけは心を許している。メーテルとは過去幾度となく戦いを共にし、盟友関係にある (C)松本零士・東映アニメーション
【機械伯爵(染谷俊之さん)】機械帝国の英雄。神出鬼没の時間城に住む。地球の自領地での人間狩り中、鉄郎親子を襲う。かつては鉄郎のような志を持った若者で「争いのない平和な世界を作る」ことを理想に掲げ「強くなる為に機械の体になりたい」という純粋すぎる志を持っていた。機械化人間になった後は、プロメシュームの「全宇宙機械化」の思想に共感。冷酷なまでに先鋭化、宇宙中で反抗する生身の人間たちの世界を制圧するリーダーとなる。鉄郎を嬲り殺し、メーテルに絶望を抱かせ、抹殺することを狙っている (C)松本零士・東映アニメーション
【大山トチロー(橋本じゅんさん)】ハーロックやエメラルダスが持つ「戦士の銃」を設計した天才技師の人間。正義感に溢れる優しい男。仲間の為に自己犠牲も厭わない。が、宇宙病に侵され余命幾ばくもない。機械帝国の英雄・機械伯爵を倒すという目的を持つ鉄郎に出会い、手を貸すことになる (C)松本零士・東映アニメーション
【アンタレス(宇梶剛士さん)】大盗賊を名乗る生身の人間。機械帝国に仲間を殺された恨みを持ち、機械化人のみを狙う義賊。体内に不発弾を多く抱え、いつ爆発してもおかしく無いが、特に気にする様子もない豪快さを持つ。宇宙を生き抜く非情の掟を鉄郎に説く (C)松本零士・東映アニメーション
【車掌】銀河鉄道管理局職員。銀河超特急 999 号の車掌。性格はまじめで、客へのサービスは忘れない。鉄郎と仲良し (C)松本零士・東映アニメーション
[古川 敦]