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「これは酷い」吉本芸人キートンさんが吉本の給料明細をTwitterで公開! 「これはやべぇ」「単位はドルですか?」Twitter民もびっくりのイベント出演料はなんと50円

[2018/5/21 14:22]

 吉本興業に所属する芸人、キートン(元・増谷キートン)さんは、5月19日にTwitterで給与明細を画像付きで公開。その驚きの内容で8,000回以上リツイートされ、8,000回超「いいね」されて話題になっています。

 キートンさんが公開した、驚きの給与明細のイベント出演ギャラは、なんと50円。そこから5円源泉徴収分を引かれて、手取りは45円となっています。

 「ギャラが安いのでお馴染みの吉本に20年いて、すっかり慣れっこになった私ですが、これは酷いと思い写真付きでツイートしました。」とつぶやいたキートンさん自身もさすがに驚いたようですが、これを見たTwitterユーザーも「こんな明細見たことない」とびっくり。

 ちなみに、キートンさんが出演したイベントは「Road to CHANGE1stセレクション」。

 吉本興業では、芸歴11年目以上の所属芸人を対象とした新たなシステム「CHANGE」の始動を発表しています。「Road to CHANGE1stセレクション」は、その「CHANGE」始動に先がけ、「CHNAGE」事務局が選出した90組による最初の所属ランクを懸けたイベントで、キートンさんは1stセレクションに選抜されたひとりとして出演。

 イベントのチケットは前売1,000円・当日1,200円。会場の「J-POP CAFE SHIBUYA」のキャパは立食で150人、着席で80人なので、会場の貸切料金や機材使用料なども考えると事務所も儲けはなさそうですが、「50円」という出演料に衝撃を受けたTwitterユーザーから多くの返信が寄せられています。

 「いくら芸のこやしったってこれじゃあ生きていけない」、「笑わせる企業の実態が笑えないなんて…なかなか酷いですね」など同情の声多数。「単位はドルですか?」「50万円の間違いでは…?」というツッコミも入っています。

 「これをネタにYouTuberした方が」「路上ライブのほうが稼げますね」「自販機の下さらってる方がよっぽど稼げそう」「おじいちゃんの肩たたきの方が絶対貰えるって」など“これやってた方がまだマシ”ネタの返信も複数寄せられています。吉本興業の大物芸人、松本人志さんがCM出演する「バイトするならタウンワーク」の画像ツイートも。

 中には、「ギャラが50円で、受け取りが45円って、5円(ご縁)がないですね……」とうまいこと言うTwitterユーザーも登場。数字については、税引き後45円ということで、「しじゅうごえんがあるように」と好意的な解釈もできるかもしれませんが…。

 また、「2円という吉本興業さんの明細を見たことがあります。明細の紙代の方が高くね?と思いました」という返信も見られます。真偽はわかりませんが、まだ下があるのかもしれません。

 「最低賃金下回ってる」「労働基準局に」といった返信も見られますが、芸人さんやタレントの場合、労働契約ではなく請負契約の場合が多いと思われます。ちなみに2018年5月現在、東京都の最低賃金は958円、大阪府は909円です。

 昨年、お笑いコンビ「銀シャリ」がAbemaTVの「今夜、釈明します」に出演。芸人の年収について「吉本興業の1億円プレーヤーはだいたい11人」「オーシャンズ11と呼ばれている」などとバラして話題になりましたが、帯番組や冠番組を持つような売れっ子になれば年収億超えもある一方で、50円という厳しすぎる明細も現実としてあるようです。

[工藤ひろえ]