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人気アニメ「クレしん」野原しんのすけ役・矢島晶子さん降板でネットに激震! 「矢島さん以外考えられない」「そのうち慣れる」など意見百出、Twitterトレンドが関連ワードで埋め尽くされる

[2018/6/1 14:42]

 テレビ朝日は6月1日(金)、人気テレビアニメ「クレヨンしんちゃん」で主人公・野原しんのすけを27年間演じてきた矢島晶子さんの降板を番組公式ページで発表しました。

現在公開中の劇場用アニメ「映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~」公式サイトより。矢島晶子さんの元祖しんちゃんが出る映画はこれが最後!

 降板の理由は、放送開始から四半世紀が経過し、矢島晶子さんが「しんのすけの声を保ち続けることが難しくなり、キャラクターの声を作る作業に意識が集中して、役としての自然な表現がしづらくなった」ためと発表されています。テレビ朝日では、7月から野原しんのすけ役を演じる矢島晶子さんの後任を調整中とのこと。

 降板発表とあわせて発表された矢島晶子さんのコメントは以下の通り。


27年間、春我部の「嵐を呼ぶ5才児」と一緒に過ごして参りましたが、この度、野原家から離れることに致しました。
理由は、しんのすけの声を保ち続ける事が難しくなった為です。
キャラクターの声を作る作業に意識が集中し、役としての自然な表現が出来にくくなってしまった為です。

長い間、皆様に親しんで頂き、本当に感謝しております。

「しんのすけ」というキャラクターとは離れますが、声の仕事には関わっていきます。また別の機会に他のキャラクターでの私の演技を受け取って頂けましたら幸いです。

27年間、ありがとうございました。


 矢島晶子さんの降板を知ったネットでは、ショックを受けた人のツイートや掲示板の書き込みが続々。Twitterのトレンドワードは「矢島晶子」「クレヨンしんちゃん」「しんのすけ」「しんちゃん」「クレしん」「矢島」など関連ワードがずらっと並びました。

 「27年間おつかれさまでした」という声が多く上がる中で、「しんちゃん声変わるんだ…矢島さん以外ありえない」、「しんちゃんの声出せる人はいてもあの雰囲気はなかなか難しいと思う」など矢島晶子さんのしんちゃんの代わりは難しいと考える人が多くいるようです。

 矢島晶子さんは、現在再放送中の「新機動戦記ガンダムW」のヒロイン・リリーナや、「ふたりはプリキュア」のミップルなどにも声をあてています。

 このため、「しんちゃんとリリーナが同じ人って知って声優ってすげえなと思った」、「オンリーワンだっただけに残念。まあ矢島さんは普通の女の子の役もうまいし」といった感想も上がっています。

 一方で、しんちゃんの声が特徴があるため、ものまねのネタになりやすく、これまでにものまねを披露している芸能人や声優も少なくないことから、「なんとかなるのでは」という人も。また、「ドラえもんも違和感あったが慣れた。そのうち慣れる」という意見もあります。

 実際、しんちゃんのものまねを披露したことのある芸能人は、安室奈美恵さん、ベッキーさん、広瀬すずさん、ももクロの高城れにさんなど多数。声優でも、アニメ「らき☆すた」の中でしんちゃんのものまねをした平野綾さんのほか、早見沙織さんなどもしんちゃんのものまねを披露したことがあります。

 演技力にも定評のある矢島晶子さんが、「声を作りながら役としての表現が難しくなった」と降板を決めたことからも、声を似せることができるとしても、声を作りながら演じることの難しさが感じられます。

 後任の“しんちゃん”は、矢島晶子さんの元祖しんちゃんに寄せて演技するのか、もしくは「ドラえもん」のように新しい声で出発するのかも注目されるところです。

[工藤ひろえ]