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AIがそれっぽいアイドル顔を無限に作る!? ディープラーニングの応用で架空アイドルの顔を高解像度で安定して生成することに成功~ユーザーの好みのキャラ画像生成も研究
[2018/6/22 13:08]
データグリッド(京都大学 国際科学イノベーション棟西館1階)が19日、研究開発として「アイドル自動生成AI」を開発したと発表しました。
データグリッドは「AIと共に創造する社会を実現する」をビジョンに、価値あるコンテンツを生成するクリエイティブAIの開発を行なっており、これまで難しいとされてきた、AIがクリエイティブな活動を行なうことも、近年AIによる生成技術が活発に研究され、その精度は飛躍的に向上しているとのこと。
そこで、クリエイティブAIの開発を加速するために、画像生成分野における最新の研究成果を応用し、アイドルの顔画像生成に取り組み、その結果、高解像度・高品質のアイドルの顔画像を生成することに成功したとしています。
GAN(Generative Adversarial Network、敵対的生成ネットワーク)と呼ばれるAI技術を活用し、AIにアイドルの顔画像を学習させることで、AIはアイドルの特徴を捉え、AIが架空のアイドルの顔画像を、高解像度(1,024×1,024ドット)生成できるようになるとのこと。
また、同社では、キャラクター画像のAIによる生成プロジェクトの開発に着手しており、画像生成の精度を更に向上させつつ、ユーザーの「好み」を認識して生成が可能なAIにまで、開発を進展させていく計画としています。今後、同社では、AIによる生成技術を他分野に応用することにより、価値あるコンテンツを生成するクリエイティブAIの研究開発を継続して行ない、今後は画像生成のみではなく、エンタテインメントの領域において、人とAIが協創する事による新たなサービスの開発を目指しつつ、音楽生成やテキスト生成に関する研究開発にも取り組んでいくとしています。