1080円カットが1200円カットに! 「QBハウス」が来年2月に消費増税以来約5年ぶりに値上げ～「店舗運営に必要な人材確保の難易度が急速に高まってきている」

　1,000円カット「QBハウス」を展開するキュービーネットホールディングスは13日、2019年2月1日(金)から国内の全店で、価格は現在の1,080円(税込)から、1,200円(税込)に値上げすると発表しました。シニア価格(平日利用のみ・65歳以上)は現在の1,000円(税込)から、1,100円(税込)に値上げされます。

　「QBハウス」創業時の価格は1,000円(税込)で、千円札のみに対応した券売機を設置し、前もって千円札の準備が必要でした。これもコスト削減のためと説明していましたが、2014年4月1日に消費税が8%に増税された際には、料金を1,000円から1,080円に8%値上げし、2013年7月以降に、値上げ対応のため高額紙幣や硬貨の使用が可能な券売機に交換されていました。今回は、それ以来の値上げとなります。

　同社は、1996年の創業以来、余分なサービスを省き徹底した効率化を図ることで、お手軽な価格でサービスを提供することに努めてきたとのことですが、近年の労働市場を取り巻く環境は大きく変化してきており、理美容業界においても他業種を含めた競争の激化により、店舗運営に必要な人材確保の難易度が急速に高まってきているとのこと。

　同社では「現在業界を離れている理美容師の採用・育成への積極的な投資や、店舗スタイリストの安定的な待遇改善を継続的に取り組まなければならないため、内部努力による諸経費の削減や効率化の推進だけでは如何ともし難く、価格を改定する」と価格改定理由を説明しています。