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風疹流行を受けて「コウノドリ」の風疹エピソードが緊急無料公開～風疹が妊婦にもたらす甚大な影響とは

[2018/10/11 22:30]

　講談社が運営する電子コミックサイト「コミックDAYS」が、風疹患者数が昨年の10倍を超え、首都圏の成人男性を中心に風疹の流行が目立っていることを受け、「コウノドリ」の風疹エピソードを緊急無料公開しました。風疹が妊婦にもたらす甚大な影響が描かれています。


　「コウノドリ」は産婦人科を舞台にした作品で、2012年35号から「モーニング」(講談社)で連載中。2015年10月から、綾野剛さん主演で実写テレビドラマ化され、2017年10月から12月まで第2シリーズが放送されています。作者の鈴ノ木ユウ氏も、自身のTwitterでも「お時間の空いている時間に読んで頂けると凄く嬉しいです!!」とツイートしています。


　風疹に免疫のない女性が妊娠初期に罹患すると、風疹ウイルスが胎児に感染して、出生児に先天性心疾患、難聴、白内障を3大症状とする先天性風疹症候群(CRS)と総称される障がいを引き起こすことがあります。予防で重要なことは、十分高い抗体価を保有することで、風疹に対して感受性がある場合は風疹を含むワクチンで免疫を付ける必要があります。そのため、妊娠可能年齢の女性で風疹抗体がない場合には、積極的にワクチンで免疫を獲得しておくことが望まれます。

[古川 敦]