日本人は本当にキレイ好き!? 実は、世界9カ国で日本が最も掃除する時間が短かいことが判明!~各国で異なるお掃除事情をケルヒャーが調査
高圧洗浄機などでおなじみのドイツのケルヒャー社が、世界9カ国で「掃除に関する意識調査」を実施、結果を発表しました。
調査は、アメリカ、イギリス、中国、ドイツ、日本、フランス、ブラジル、ポーランド、ロシアの9カ国で実施。18~65歳を対象に、各国1,000人以上の回答をもとに集計しています。
調査結果から、9カ国中、最も掃除をする時間が長い国はロシアで、最も時間が短い国は日本という意外な事実が判明。
また、それぞれの国によって掃除方法にも特徴があることがわかりました。
1週間でお掃除に費やす時間は、日本が一番短かった
調査で、一週間のうち、どれくらいの時間を掃除に費やしているかを質問したところ、9カ国の中で、ロシアが3.05時間と、最も掃除に時間をかけていることがわかりました。
一方、“きれい好き”のイメージがある日本は、最も短い1.09時間という結果に。日本では土足で家に上がらないという文化の違いがあるものの、“掃除好き”とは言えないようです。
また、家がキレイであることが重要かどうか質問したところ、世界9カ国で平均94%が重要だと回答。ところが、きれい好きなイメージがある日本は、9カ国の中で最も低い74%にとどまりました。
日本には土足文化がないなど、国によって“きれい”の基準が異なる可能性も高く、この調査結果で日本の家が他国に比べて汚いとはいえません。
日本ではアメリカのように日常的にホームパーティを開く家庭は少なく、“ウチとソト”を分ける文化もあいまって、自宅はきれいであることよりも、くつろげることが第一と考える人が多いのかもしれません。
中国では、4割弱がお掃除ロボットを使用! 日本は平均未満の14%
ロボット掃除機を使用している家の割合は9カ国中、中国が平均の17%を大きく上回る38%という結果になりました。一方、日本は14%と平均を下回る結果に。
また、日本のみで聞いた、家事代行サービスに関する質問では9割の人が、「家事代行サービスを使用したことがない」という結果になりました。
日本人はロボットや家事代行に頼らずに自ら掃除する人が多いという結果になりましたが、家が狭いためモノがひしめきあっていてロボット掃除機が使いにくい、また、家事代行では他人を家に入れたくないといった事情もありそうです。
そのほか、ケルヒャーでは各国のお掃除にまつわるこぼれ話も披露。それぞれのお国柄がちょっぴり伺えるエピソードとなっています。