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ケーキ生地が付着しづらくもったいないも低減! 大塚包装が「付着低減台紙」を開発~山崎製パンの「なが~いロールケーキ ロールちゃん」に導入

[2018/12/4 15:25]

 大塚ホールディングスの子会社である大塚包装工業が11月30日、水・油をはじく、独自技術を活用した、ケーキ生地等が付着しにくい「付着低減台紙」を開発し、製品への導入を開始したと発表しました。多様な食品での応用を目指しており、山崎製パンが販売する「なが~いロールケーキ ロールちゃん」に2018年12月1日より導入予定としています。

12月1日発売の「ロールちゃん(いちご)」

 ケーキは時間を経るほど台紙に生地が付着しやすくなり、消費者のストレス軽減やフードロス対策などが課題となっているとのこと。今回、開発された「付着低減台紙」は、台紙の食品接触面に水・油をはじく、大塚包装の独自技術である撥水撥油コート液を塗布。ケーキ生地の付着を低減でき、必要な部分のみに撥水撥油加工できるとしています。

 山崎製パンの協力のもと、「なが~いロールケーキ ロールちゃん ホイップクリーム」での社内試験では、従来製品に比べ、生地の付着が大幅に削減されることを確認したとのこと。また、環境に配慮した森林認証を受けた紙を使用し、燃えるゴミとして廃棄可能としています。ケーキ以外にも、洋菓子関連の油染みを低減できるとのことです。

[古川 敦]