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札幌市爆発事故原因の消臭スプレー缶の製品情報が公開 使用上の注意に「湯沸かし器等は必ず消し、ガスの元栓も必ず閉めて」~廃棄方法は「専門の廃棄物処理業者に業務委託すること」

[2018/12/19 10:13]

 札幌市豊平区で発生した、アパマンショップリーシング北海道の運営するアパマンショップ平岸駅前店の爆発事故で、原因となったとみられる約120本が廃棄処理された消臭スプレー缶の販売会社、株式会社ヘヤシュが18日、事故現場で確認された「ヘヤシュ消臭・除菌スプレー」の製品情報を公開しました。

 同社では、「厳格に品質、生産管理された日本国内の高圧ガス充填工場に委託製造しています。製品記載の使用方法でご使用いただければ安全に利用できます」としています。なお、「ヘヤシュ消臭・除菌スプレー」は、株式会社ハル・インダストリが受託製造しているとのこと。


 同社サイトでは「ヘヤシュ消臭・除菌スプレー」について「植物由来の消臭成分だから、どんなお部屋でも安心してお使いいただけます」と紹介されていますが、今回公開された製品情報には、消臭原体と抗菌剤の官報公示整理番号は非公開としています。

 スプレー缶には、使用上の注意として「湯沸かし器や内釜式浴槽の火種、ヒーター等は必ず消し、ガスの元栓も必ず閉めてから使用してください」と印刷されています。

 公開された製品情報によれば、危険物第4類第2石油類(消防法 危険物)に分類され、危険有害性情報として「極めて可燃性/引火性の高いエアゾール」、「加圧ガス/熱すると爆発のおそれ」と記載されています。安全対策としては「裸火又は他の着火源に噴霧しないこと」、「屋外又は換気の良い場所でのみ使用すること」、「加圧容器:使用後も含め、穴を開けたり燃やしたりしないこと」と注意書きされています。

 また、廃棄方法は「内容物や容器を、都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に業務委託すること」とされています。

[古川 敦]