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なぜか無性に欲しくなる、クラッチ操作不要なミニ四輪車「Mr.Rescue(ミスターレスキュー)」新発売! 悪路走行もでき、車検不要で39万8,000円から

[2019/1/10 14:07]

 株式会社JAPTEC トライクファクトリーは、軽トラックの荷台に乗せて運ぶことができ、災害時にも役に立つコンパクトなミニ四輪車「Mr.Rescue(ミスターレスキュー)」を開発、この1月に発売します。

 「ミスターレスキュー」の価格は39万8,000円(税別)から。クラッチ操作不要の前進3段、後進1段のセミオートマチック車で、公道も普通自動車免許で運転が可能です。

 災害時に活躍することを想定して開発された「ミスターレスキュー」ですが、むき出しのフレームやサスペンションを見ているとなぜか無性に欲しくなってきます。39万8,000円から、という個人でも手の出しやすい価格や、車検が不要という点も魅力。

 車検は不要ですが、普通免許証があれば公道を走ることも可能。分類としては原動機付自転車でミニカー登録となり、保険にも加入できます。

 災害が起きた時には、捜索活動や水、食料などの物資の運搬など緊急の支援が必要となりますが、通常のクルマでは瓦礫で埋まった道は走行できません。また、瓦礫の下に生存者がいる可能性もある場所では、重量のあるクルマで通行することもできないため、支援に時間がかかることもあります。

 そんな時に役に立つクルマが作れないかと思って開発されたのが「ミスターレスキュー」です。

 「ミスターレスキュー」は、サスペンションやバルーンタイヤに独自の工夫を加え、足場の悪い場所でも走行可能。ボディの長さは1,800mm、幅は850mm。サイズがコンパクトで200kgと軽量のため、軽トラックの荷台に載せて運ぶこともできます。

 バルーンタイヤ装着により悪路走行が可能で、階段なども登ることが可能。軽量なので地面に大きな負荷をかけることなく走行でき、万が一、下に何かが埋まっていたとしても壊れる可能性は低くなります。

 オプションのミニトレーラーを装着すれば、ポリ容器でおよそ170L分の水やガソリンなど物資が運搬できるほか、負傷者を運ぶことも可能。オプションのLEDパッドやスピーカーを装着することで、音と明かりでヘリコプターなどからも見つけられやすくなり、救助要請時にも役立ちます。

 物資の運搬、小回りの利いた捜索や撤去作業など幅広い用途に利用でき、シガープラグによるモバイル端末の充電もできます。

 公道走行可能、車検不要、駐車スペースをあまりとらないコンパクトさ、悪路に適しているという利点から、山、川、砂浜、雪道などの場所での利用が可能で、災害救助活動以外の作業運搬車や、レジャーのアクティビティなど広く活用できそう。

 乗り心地は期待できませんが、クラッチ操作不要なので、広い私有地の中ならゴーカートのように乗って遊ぶこともできそうです。

[工藤ひろえ]