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テレビを叩いて直したり、ラジカセに録音したり… タカラトミーアーツがミニチュア家電ガジェット「ザ・昭和シリーズ」をスタート

[2019/2/6 12:46]

 タカラトミーグループのタカラトミーアーツが、昭和時代の人気家電を現代のコンテンツを楽しむためにアレンジした、ミニチュア家電ガジェットシリーズ「ザ・昭和シリーズ」を立ち上げ、その第1弾として「昭和スマアトテレビジョン」、「昭和レコードスピーカー」、「昭和ミニラジカセ」の3商品を2019年2月28日(木)に発売します。

 同社では、「ザ・昭和シリーズ」は“現代のコンテンツを懐かしの作法で楽しむ”をテーマに、今後も商品を展開していく予定としています。

「昭和を止めるな!」ザ・昭和シリーズCM集

スマホ動画を昭和風に鑑賞「昭和スマアトテレビジョン」(税別3,980円)

 ダイヤルをガチャガチャと回してチャンネルを切り替え、時々砂嵐が画面に現れるとコツコツと叩いて直す……。そんな“昭和時代のテレビ体験”をスマートフォンを使って再現できる商品が「昭和スマアトテレビジョン」。

昭和スマアトテレビジョンPV
「え?スマホがテレビに!?」昭和スマアトテレビジョンCMロングver

 手持ちのスマートフォンに専用アプリをダウンロードし、アプリ上で動画サイトなどのURLを5つまで登録。本体の背面カバーを外してスマートフォンをセットし、画面サイズを設定すると、「しばらくお待ちください」という画面のあと、昭和風のレトロな画質で動画が再生されます。また、本体右側の「黄金ダイヤル」を回すことで、選択した5つの動画が切り替わります。

 動画の再生モードは「白黒」、「カラー(古・1960年代風)」、「カラー(新・1980年代風)」、「地デジ」の4種類から選ぶことができ、それぞれのモードによって当時のテレビ画面のような再生画質で動画を楽しむことができます。

 また、4種類のうち「地デジ」以外の3種類のモードで再生すると、再生中に画面が乱れ砂嵐が現れる場合があり、その際は、昭和時代に多くの人が体験したであろう作法“テレビの天面を手でコツコツ叩くこと”で収まる“砂嵐手振動修復方式“が採用されています。

 昭和時代のお茶の間にあったようなレトロなデザインの本体正面には蓋が付いていて、開けると小物入れとして使うこともできます。テーブルやちゃぶ台の上で、小さな昭和が楽しめます。本体サイズはW160×H173×D65mm(約5分の1スケール)、重さは約280g。

針を落とすと音楽が流れ出すBluetoothスピーカー「昭和レコードスピーカー」(税別4,980円)

昭和レコードスピーカーPV
「スマホの音楽をレコードで再生!?」昭和レコードスピーカーCMロングver

 「昭和レコードスピーカー」は、Bluetooth対応のワイヤレススピーカー。特徴的なのは音楽再生の方法で、スマートフォンやパソコンなどBluetooth接続可能な音楽再生機器を本体とペアリングし、本物のレコードプレイヤーのように、ターンテーブルに付属のミニチュアレコード盤をセットし、アームを動かしてレコード盤の上に落とすことで、初めて音楽が流れ出します。レコード盤が回転して音楽を奏でる様子を目でも楽しむことができます。

 本体には、ミニチュアのシングルレコード盤とソノシートが1枚ずつ付属。本体パッケージに印刷されているジャケットを切り取って使うほか、ホームページでもオリジナルジャケット制作用のテンプレートを公開していくとのことです。

 また、スマートフォンに専用アプリをダウンロードして音楽再生をすると、“レコードプレイヤーならではの作法”をより楽しむことができます。専用アプリ使用時に、本体の「回転数切り替えスイッチ」をスライドさせると、45回転風と33回転風の2種類のスピードで音楽が再生されます。さらに、アプリ画面に表示されているレコード盤に触れると、スクラッチ音がします。

 電源は単4アルカリ電池4本(別売り)。ノスタルジックなビジュアルとレコードプレイヤーならではのギミックで、いつでもどこでも古き良き時代の音楽を体験できます。サイズはW135×H42×D66mm(約3分の1スケール)、重さは約170g。

ラジオが聴けて、カセットテープに録音もできる!?「昭和ミニラジカセ」(税別5,480円)

昭和ミニラジカセPV
「手のひらサイズでちゃんとラジカセ!?」昭和ミニラジカセCMロングver

 「お気に入りの曲をカセットテープに録音しようとしたら、家族の声が入っちゃった」…。「昭和ミニラジカセ」は、本体に小さなカセットテープを入れて録音ができる、手のひらサイズのラジカセです。

 切り替えスイッチと選局ダイヤルでAM・FMのラジオが聴けるほか、本体にラジオの音をインライン録音したり、身の回りの外部音声を録音することが可能です。

 サイズ約3.2cmのミニカセットテープを本体にセットすると録音モードが作動し、ラジカセ本体へ録音できるようになります。カセットテープを裏返すことで、A面・B面それぞれ最大5分間まで録音可能。なお、録音はカセット内ではなくミニラジカセ内に記録され、カセットをスイッチにして再生されます。

 また「早送り」「巻き戻し」ボタンも付いており、ラジカセならではの“キュルキュル”とした独特の音に合わせて、録音したデータの頭出しをすることができます。

 ミニチュアカセット1個、カセットケース1個、タイトルシール1枚が付属します。電源は単4アルカリ電池3本(別売り)。サイズはW121×H64×D34mm(約3分の1スケール)、重さは約130g。

[古川 敦]