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表現の制限が不十分と指摘されたNintendo Switch用「スーパーリアル麻雀PV」の修正パッチが配信開始 25年の時を経て復刻リリースしたものの任天堂が配信を一時停止

[2019/3/21 22:41]

 マイティークラフトが20日、任天堂とCEROより一部表現の制限が不十分と指摘され、配信を停止しているNintendo Switch用ゲーム「スーパーリアル麻雀PV」の制限が不十分なシーンの修正パッチ ver1.0.1の配信を開始しました。なお、再配信については準備ができ次第、順次開始するとしています。


 Nintendo Switch用「スーパーリアル麻雀PV」は、「スーパーリアル麻雀PV(part5)」のセガサターンバージョンを25年ぶりにリメイクし、3月14日にダウンロード販売を開始しましたが、18日に任天堂とCEROから一部表現の制限が不十分なシーンがあると指摘され、任天堂が一時的に配信を停止しました。

 マイティークラフトでは、全体のチェックと修正を行ない、任天堂への再審査の準備を進め、審査が通り次第、修正パッチをリリースするとしていました。


 Nintendo Switch用「スーパーリアル麻雀PV」は、セガサターンバージョンを踏襲しつつ、リーチやポン、ツモが出来るときは安心のガイド機能を新規に搭載し、初心者から上級者まで楽しめるように細部の調整を行ないリメイク。

 また、家庭用ゲーム機向け脱衣麻雀として、CERO Dのレーティングを取得しつつ、できるだけオリジナルのグラフィックやシナリオを損なわないようにしているとのこと。レーティングは「CERO D(対象年齢17歳以上)セクシャルコンテンツ」。価格は1,980円。


 1987年登場したスーパーリアル麻雀は、ゲームセンター向けにリリースされると爆発的な人気を得て一世風靡し、脱衣麻雀のジャンルを確立。その後も次々と続編が作られ、ゲームセンター向け筐体や家庭用ゲーム機向けにP7(Part7)まで7作がリリースされました。最新作P8はスマートフォン向けにアイドル麻雀としてリリースされています。現在でもスーパーリアル麻雀のキャラクターファンサイトには、多くの登録ユーザーがおり、キャラクターグッズも発売されています。

 スーパーリアル麻雀PVは、1994年にゲームセンター向けにリリースされ、Windows PCをはじめとして、セガサターン、PCエンジンや3DOなどの多くの家庭用ゲーム機向けに移植やアレンジして販売されていました。

 マイティークラフトでは、「近年若者に人気が下落傾向と言われている麻雀に対して、スーパーリアル麻雀をきっかけに麻雀界を盛り上げる一助になればと考えている」とのこと。また、PVだけではなく、Nintendo Switch向けにP6とP7の復刻リメイク販売も予定し、各種コラボレーションも展開していくとしています。

[古川 敦]