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「迷ってナンボ!」の放送を当面休止 読売テレビが「人権上、著しく不適切な取材」を謝罪~「放送に至った経緯を徹底的に検証し、再発防止に早急に取り組む」

[2019/5/13 17:57]

 読売テレビが13日、2019年5月10日(金)に放送した「かんさい情報ネット ten.」(月~金 16:47)内のコーナー企画「迷ってナンボ!」に関して謝罪し、「迷ってナンボ!」を当面の間、放送を休止すると発表しました。

 問題となった企画は、「常連客の性別が分からない」という店員の依頼で、常連客本人に取材し、恋人の有無を確認したり、胸の辺りに触れたり、免許証を確認したりした内容を放送。スタジオでコメンテーターとして見ていた、作家・若一光司氏が番組内で「許しがたい人権感覚の欠如」と激怒しました。

 同社は「一般の方に対し性別を確認するなど、人権上、著しく不適切な取材を行い、その内容を放送致しました」と説明し、「視聴者及び関係者の皆様に深くお詫びします」と謝罪。

 また、同社は今後について「人権に関して強く意識すべき放送局である当社がこのような事態を招いたことについて、当社としては、重く受け止めています。当該放送に至った経緯を詳細かつ徹底的に検証するとともに、今後はこのようなことが無いように再発防止に向けた具体的な対策に早急に取り組み、視聴者の皆様からの信頼回復に向けて努めてまいります」と経緯を検証した上で、再発防止に取り組むとしています。

[古川 敦]