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「編集部が他の漫画家の絵柄に誘導した」と謝罪 「花とゆめ」が読みきり作品の絵柄が他の漫画家に非常に似ているとの指摘に経緯を説明~電子版には未掲載

[2019/7/9 11:40]

 白泉社の月2回刊行の少女漫画雑誌「花とゆめ」が5日、2019年6月20日発売の「花とゆめ 14号」の読みきり作品に関して、多くの読者から、主人公の女性キャラクターが既存の漫画家の絵柄に非常に似ているとの指摘があったことについて、佐藤一哉編集長名で経緯説明と謝罪文を公開しました。

 「該当作品の絵柄は、編集部が率先して他の漫画家の絵柄に近しい方向へと誘導した結果で、本来なら掲載を中止しなければならないほど、酷似していたにも関わらず、雑誌に掲載するという過ちをおかしてしまった」としています。

 原因は、すべて編集部の意識・認識の甘さによるものとして、「絵柄を酷似させてしまった漫画家、そのために誤解や混乱を生じさせてしまったファン、該当作品を執筆された漫画家に、多大な迷惑をお掛けした事を心よりお詫び申し上げます」と謝罪しています。「今後は、二度とこのような事態を招かぬよう編集部内で意識改革を徹底し、信頼を取り戻してゆく所存」としています。

 なお、「花とゆめ」では謝罪文の中で、当該作品名については明らかにしていませんが、「花とゆめ14号」の電子版については、よみきり「ロマンスとバトル」は未掲載としています。


[古川 敦]