8月8日は「世界ネコの日」! 遺伝子からネコの模様の秘密がわかる「ネコもよう図鑑」が本日8日(木)発売~ほっこり写真に癒されながら、模様のヒミツがわかるサイエンス図鑑
化学同人が、遺伝のヒミツがわかるサイエンス図鑑「ネコもよう図鑑 -色や柄がちがうのはニャンで?」(栃木県立博物館学芸嘱託員 浅羽宏著)を、IFAW(国際動物福祉基金)が制定した「世界ネコの日」(International Cat Day)の2019年8月8日(木)に刊行します。B5変型判オールカラー112ページで、価格は1,400円(税別)。
ネコの写真集や図鑑はたくさんありますが、この本はひと味違った、ネコの模様が決まる遺伝のしくみがわかる本。難しい解説書ではなく、さまざまなネコたちの姿を写した写真を楽しみながら遺伝のヒミツが理解できるようになっています。
ネコの模様は、一本一本の毛色とその配置をつくりだす遺伝子の組み合わせによって決まります。その遺伝子の働きにもとづいてネコの模様パターンを11通りに分類し、この分け方で考えるとなぜその模様になるのかがとてもよくわかるとのこと。
「二毛・三毛にはなぜメスしかいないのか」「同じ母親からいろいろな模様の子ネコが生まれるのはなぜか」という疑問もすっきり解決。巻末には、親から子を、子から親を推測する「遺伝子当てクイズ」も収録されています。
最後まで読めば、ネコの姿を見ただけでどんな遺伝子をもっているかがわかるようになり、それによって、ネコの新しい楽しみ方を提供。今までは、道端などでネコを見かけたとき、「かわいい」「愛おしい」と思っていた人も、本書を読んだ後には、「このネコは“キジブチ”で遺伝子は“wwooA”だな」などと思わずつぶやいてしまうことになるとしています。
主要目次
第1部<入門編>
ネコの毛色と模様が決まるしくみ
ネコの毛について
ネコのおもな柄(毛色+模様)
(1) キジ (2) 白 (3) 黒 (4) 茶 (5) 黒ブチ (6) 茶ブチ (7) キジブチ (8) 黒二毛 (9) キジ二毛 (10) 黒三毛 (11) キジ三毛
シマ模様の種類
毛色と模様を決める遺伝子
遺伝子組み合わせ判定フローチャート
〔コラム〕柄別個体数の割合
第2部<写真集編>
いろいろな模様のネコたち
(1) キジ (2) 白 (3) 黒 (4) 茶 (5) 黒ブチ (6) 茶ブチ (7) キジブチ (8) 黒二毛 (9) キジ二毛 (10) 黒三毛 (11) キジ三毛
外国由来の遺伝子をもつネコたち
第3部<基礎知識編>
ネコと遺伝をもっと知りたい
ネコ飼育の歴史
ネコの骨格と特徴
遺伝子と染色体
メンデルの遺伝法則
付録 ネコの遺伝子当てクイズ