ライフ

ドラマ「ノーサイドゲーム」でも熱演中! 元日本代表主将・廣瀬俊朗氏の「ラグビー知的観戦のすすめ」が本日7日(土)発売~ラグビーW杯開幕に合わせてラグビーの見方などを解説

[2019/9/7 11:45]

 KADOKAWAが、日本初開催となるラグビーワールドカップに向けて、廣瀬俊朗(ひろせ・としあき)氏がラグビーの試合の見方やワールドカップの歴史、ラグビーに通底する精神などをわかりやすく解説した「ラグビー知的観戦のすすめ」を、2019年9月7日(土)に刊行します。体裁:新書版・並製240ページで、価格は840円(税別)。

 廣瀬俊朗氏は、2012年から2013年までラグビー日本代表のキャプテンをつとめ、2015年ワールドカップの南アフリカ戦勝利にも貢献。2019年ワールドカップでは公式アンバサダーを務めています。

 「ルールが複雑」というイメージのあるラグビー。しかも、トライが5点、前にボールを投げられない、といった基本の競技ルールを理解しても、実際の試合を見ていてどんな動きが“ナイスプレー”なのか、どこが勝負の別れ目なのか、うまい選手にはどんな特徴があるのかなど、ゲームをきちんと理解するのは難しいスポーツ。

 勝負のポイントを見極めるにはどうすればよいのか。ポジションの特徴や、競技に通底する道徳や歴史とは?「日本初開催となるW杯をとことん楽しむために、元日本代表主将が説くラグビー観戦術の決定版!」としています。

・ハーフ団は学級委員、ウイングはアイドル……キャラで読み解くポジション解説。
・覚えておくべきふたつの大原則は「ボールを持った人が先頭」「倒れた人はプレーできない」。
・反則には、「軽い反則」と「重い反則」がある。
・ラグビーは「陣取りゲーム」とよく言われるが「人数ゲーム」の側面もある。
・ワールドカップレベルの戦いでは、パスが3回つながれば大チャンスが訪れる!?
・なぜラグビーが紳士のスポーツといわれるのか? 競技を貫く5つの精神「ラグビー憲章」とは。

【目次】
第1章 ラグビーをやっているのは、こんな人たちだ
    ~各ポジションのキャラクターがわかればラグビー理解がグンと深くなる~

第2章 ラグビーはこう見ると、よくわかる!
    なぜパスを放るのかなぜキックを蹴るのか/なぜ1対1はビッグチャンスにつながるのか/タックルのあと、グラウンドでは何が起こっているのか/ボール争奪の原則 ほか

第3章 「世紀の祭典」ワールドカップと、世界ラグビーの勢力図
    ラグビーを生んだフットボール/カップ戦の誕生/アマチュアリズムとプロフェッショナリズム/加速度的に成長したラグビー・ワールドカップ/代表選手資格はなぜ国籍だけではないのか/ジャパンのライバルたち(アイルランド、スコットランド、ロシア、サモア) ほか

第4章 僕がラグビーを大好きな理由
    ラグビー最大の魅力は「多様性」/ラグビーが教えてくれた「議論する」文化/代表チームのキャプテンであることの重圧と喜びを越えて/僕にとってのラグビーは「多面体」である/みんなで「アンセム(国歌)」を歌ってワールドカップを盛り上げよう! ほか

付録 アンセムを歌おう! 歌詞カード

廣瀬俊朗(ひろせとしあき)氏のプロフィール

 1981年、大阪府生まれ。ラグビーワールドカップ2019 公式アンバサダー。スクラムユニゾン発起人。5歳のときにラグビーを始め、北野高校、慶應義塾大学を経て、2004 年に東芝入社。1999年度、U19日本代表、高校日本代表、2007年より日本代表。2012年から2013 年まで日本代表のキャプテンを務める。2015年W杯では日本代表史上初の同大会3勝に貢献。通算キャップ28。ポジションはスタンドオフ、ウィング。

[古川 敦]