薔薇族や、さぶなどゲイ雑誌の表紙を手がけた木村べんの特別原画展! ラグビーをテーマに本日3日(木)開幕~田亀源五郎による新作アートワークの巨大壁面展示も
任意団体「プライドハウス東京」コンソーシアム(事務局:認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ)が、ラグビーが盛り上がる2019年9月20日(金)から11月4日(月祝)まで、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会による後援で、東京・原宿の寄付をテーマとしたスペース「subaCO」に、LGBTなどのセクシュアル・マイノリティに関する情報発信を行なう期間限定の施設「プライドハウス東京2019」をオープンしています。
今回、STUDIOKAIZ(スタジオカイズ)の協力で、1970年代後半から2000年代前半まで、ゲイ雑誌の表紙絵などで活躍したイラストレーターの木村べん氏が遺した原画のうち、ラグビーをテーマとした作品を集めた「木村べん 特別原画展 ‘Rugby!’ @プライドハウス東京2019」が開催されます。
なお、「プライドハウス東京2019」のスペース内には、漫画家 / ゲイ・エロティック・アーティストである田亀源五郎氏が描き下ろしたオリジナルアートワークも、巨大バナーとして壁面展示されています。
また、10月3日(木)19:30から開催された「いじめをなくそうキャンペーン」コラボトーク・ワークショップを皮切りに、「教育・多様性発信」「文化・歴史・アーカイブ」「セクシュアルヘルス・救済窓口」「アスリート発信」「祝祭・スポーツイベント・ボランティア」「居場所づくり」「仕組みづくり」、7つのチームが様々なコンテンツやイベントも実施されます。
イベント企画
1.「木村べん 特別原画展 ‘Rugby! ’ @プライドハウス東京2019」
日時:10月3日(木)~11月4日(月祝) 13:00~18:00
内容:イラストレーター木村べん氏が遺した原画のうち、ラグビーをテーマとした作品を集めた特別原画展
担当:「文化・歴史・アーカイブ」チーム
原画展開催
— 木村べん(Ben Kimura's works) (@studiokaiz)October 3, 2019
「木村べん 特別原画展 ‘Rugby!’ @プライドハウス東京2019」
木村べんが描いたラガーマンたちの原画を展示します。
東京・神宮前にて11月4日まで。
詳細:https://t.co/2JIZF6SKVepic.twitter.com/ehEk0cbPWK
2.日本財団「いじめをなくそうキャンペーン」コラボトーク ワークショップ
日時:10月3日(木)19:30~21:30(受付開始19:00)
内容:いじめ撲滅に取り組む一般社団法人てとり代表理事の谷山大三郎氏、LGBTQの居場所づくりに取り組むカラフル@はーと代表の浅沼智也氏を招いたトークイベント
担当:「仕組みづくり」チーム
3.「プライドハウス東京2019」オリジナルムービー 制作秘話を語ろう(仮)
日時:10月9日(水)19:30~21:30(受付開始19:00)
内容:「Tokyo LGBT Shinjuku TODAY !」「LGBT History in Japan」という短編オリジナルムービーの制作チームが、撮影の背景や裏話などを語る
担当:「文化・歴史・アーカイブ」チーム
4.「2020年、東京で 目指す90-90-90」トークイベント
日時:10月10日(木)16:00~18:00(受付開始15:45)
内容:覚書を締結した国連合同エイズ計画(UNAIDS)からゲストを招き、様々な専門家がセクターを超えて、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を契機としたHIV/エイズ対策のあり方を議論する
担当:「セクシュアルヘルス・救済窓口」チーム
5.「地方をカエル ~よかっぺ!LGBTQA茨城県人会~」
日時:10月21日(月)19:30~21:30(受付開始19:00)
内容:都道府県初のパートナー登録制度ができた茨城県の事例をもとに、東京だけでなく日本全国に取り組みを広げていくための繋がりづくりについて語り合う
担当:「仕組みづくり」チーム
6.「世界のLGBT絵本ライブラリーをつくろう!その2」(仮)
日時:10月23日(水)19:30~21:30(受付開始19:00)
内容:世界各国の駐日大使館やビザ・ワールドワイドから寄贈いただいた、LGBTや多様性に関する児童向け絵本を手にしながら、具体的なライブラリーづくり、日本語訳の絵本出版に向けてアイデアを出し合う
担当:「教育・多様性発信」チーム
木村べん氏(1947-2003) 略歴
・東京・新宿区西落合生まれ。
・大学卒業後、広告代理店勤務を経てフリーのイラストレーターになる。
・1978年から1989年までゲイ雑誌「薔薇族」、1989年から2001年までゲイ雑誌「さぶ」の表紙絵を担当する。
・同じ期間、美少年をテーマにした雑誌「JUNE」「ALLAN」に多数のイラストを提供。
・2001年、「さぶ」誌廃刊にともない活躍の場を雑誌「ジーメン」に移す。
・2003年2月、作品製作中に静脈血栓塞栓症のため死去。享年56。
現在、城平海(gay erotic novelist)のオフィスであるSTUDIOKAIZ(スタジオカイズ)が、作品および著作権の管理をおこなっている。
「プライドハウス東京2019」
2019年9月20日(金)に東京・原宿にオープンした、LGBTなどのセクシュアル・マイノリティに関するポジティブな情報発信を行ない、多くの方に安心して集っていただける期間限定のホスピタリティ施設。
ラグビーが盛り上がる秋のタイミングにあわせて開催し、「LGBTとスポーツ」という視点でのメッセージを発信するとともに、2020年とそれ以降に向けた取り組みについても紹介しています。週末を中心に、参加型のイベントも開催予定です。
場所:subaCO(東京都渋谷区神宮前6-31-21)
期間:2019年9月20日(金)~11月4日(月祝)
時間:13:00~18:00(定休日:火)