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「お坊さん便」がAmazonから撤退 「おきもち後払い」を導入~全日本仏教会や、提携僧侶などとの意見交換を通じ決定

[2019/10/24 20:45]

 よりそうが24日、僧侶手配サービス「お坊さん便」の大手ECサイトでの取り扱い終了と、新しい決済方法「おきもち後払い」の導入を決定したと発表しました。

 同社では、今回の決定について「『菩提寺のない方のグリーフケア(死別に伴う悲しみのケア)』の社会的な必要性と意義を示すためとしています。

 菩提寺のない人は、寺院とのご縁がないことで葬儀供養の際に仏事の相談先に困りやすく、供養を通じたグリーフケアの機会を失いがちな状況にあるとのことで、同社は、公益財団法人全日本仏教会、その他仏教関連団体、提携僧侶等とのこうした問題に関する意見交換を通じ、民間の僧侶手配サービスが担う「菩提寺を持たない方のグリーフケア」の意義を確認したとのこと。

 そこで、この役割を一層強化すべく、「お坊さん便」の運営において以下3点が実施されます。

・大手ECサイトでの「お坊さん便」サービスの取り扱いを2019年10月24日に終了
・お礼や供養への気持ちを表現できる新たな決済方法「おきもち後払い」を導入
・利用者が提携僧侶の檀信徒・門徒となりグリーフケアにつながるご縁を結ぶことを歓迎する

 なお、今後も同社は、関係する諸団体・識者等との意見交換を継続し、より良いサービスおよびグリーフケアの機会提供を目指すとしています。

大手ECサイトでの取り扱いを2019年10月24日(木)に終了

 大手ECサイトへの掲載は、当時耳馴染みのある方が少なかった民間の僧侶手配サービスの社会的認知を高め、菩提寺のない方へ広くアプローチする手段となったとのこと。一方、「手配を行う引換券」を販売したことに対し、仏事そのものが「出品」されたかのような誤解が生じたり、大手ECサイトに掲載できる情報量では供養の役割を十分伝えられなかったために、仏事のグリーフケアという価値から注目を反らし、意義や必要性に対する誤解を広めてしまう事態も発生したとしています。

 こうした問題の解消のため、今回、「お坊さん便」の大手ECサイトでの取り扱いを2019年10月24日をもって終了。供養・仏事に関して十分な情報提供を行まうことが出来るという、同社「お坊さん便」サイトに問合せ窓口を一元化するとのこと。

お礼や供養への気持ちを表現できる新たな決済方法「おきもち後払い」を導入

 利用後に自分で支払う金額を決めることができる新しい決済方法「おきもち後払い」を「お坊さん便」に追加導入。利用者は事前に費用を支払う必要がなくなるとともに、僧侶へのお礼、供養や信仰への想いを反映した金額を一定の幅で自ら選択できるようになります。

 これにより初めての人にもより安心して利用できるようになるほか、金額幅に裁量が生まれるため、一般的なお布施と同じく利用者のお気持ちが表現しやすくなるとしています。なお、サービス詳細は近日改めて発表するとのことです。

利用者が提携僧侶の檀信徒・門徒となりグリーフケアにつながるご縁を結ぶことを歓迎

 従前より、「お坊さん便」利用者が仏事を営んだ提携僧侶の檀信徒・門徒となるケースがあり、同社はこれを「菩提寺のない方とお寺のご縁を結んだ」ものと考え、喜ばしく捉えており、そこで今後利用者に対して檀信徒・門徒となることへの制限が一切ないことを明示し、「お寺とのご縁を結びたい」という一部利用者の要望を実現しやすい案内に変更するとしています。

[古川 敦]