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「2019ユーキャン新語・流行語大賞」ノミネート30語、発表! 「ONE TEAM」「にわかファン」などラグビー関連ワード多数、「上級国民」「軽減税率」「タピる」「闇営業」なども

[2019/11/6 15:51]

 今日11月6日(水)、毎年恒例となっている『「現代用語の基礎知識」選 2019ユーキャン新語・流行語大賞』のノミネート語30語が発表されました。12月2日(月)に、ノミネート30語から今年の新語・流行語大賞トップ10が選ばれます。

『「現代用語の基礎知識」選 2019ユーキャン新語・流行語大賞』公式サイトより

 今年は、日本が初めてベスト8入りを果たし、日本中が熱狂に包まれたラグビーワールドカップ関連の用語が複数ノミネートされました。

 チームのスローガン「ONE TEAM(ワンチーム)」や日本公式キャッチコピー「4年に一度じゃない。一生に一度だ。」をはじめ、姫野和樹選手の得意技「ジャッカル」、稲垣啓太選手のニックネーム「笑わない男」、「にわかファン」とノミネート30語のうち5ワードがラグビー関連で占められることに。

 最終的に選ばれるトップ10に、いくつラグビー関連ワードが入るか注目されます。

 新しい元号の「令和」、10月からの消費税増税にともなって導入された「軽減税率」、日本が韓国をホワイト国から除外したことでたびたびニュースとなった「ホワイト国」、気象災害が増えたためテレビニュースで何度も耳にした「命を守る行動を」「計画運休」といった2019年を象徴する社会・政治的事象も複数候補に上げられています。

 また、最終回の視聴率が19.4%と急増した、日本テレビの2クールドラマ「あなたの番です」の略称「あな番」や、「タピる」、9月に配信開始されたスマホ用歩きゲーム「ドラクエウォーク」、予想をはるかに超える大ヒットとなった「翔んで埼玉」、米津玄師さんが作詞・作曲・プロデュースした曲「パプリカ」など、今年ブームとなったヒット商品やヒット作もノミネートされました。

 事件やスキャンダルでは、母子が亡くなった東池袋自動車暴走死傷事故で、事故を起こした飯塚幸三容疑者が旧通産省工業技術院の元院長で、現在まで逮捕・勾留を一切されることなく事故前と変わらない生活を送っていることからネットで多用されるようになった「上級国民」、吉本興業の芸人たちが振り込め詐欺で逮捕された反社会グループの宴会に出席し謝礼を受け取っていたことから批判を浴びた「闇営業」がノミネート語に上がりました。

 そのほか、イチロー選手が引退記者会見で発言した「後悔などあろうはずがありません」、小泉進次郎議員が大臣になって初の国際会議で発言して意味がわからないと海外でも話題になった「ポエム/セクシー発言」も候補となりました。

 選考委員は、姜尚中氏(東京大学名誉教授)、金田一秀穂氏(杏林大学教授)、辛酸なめ子氏(漫画家・コラムニスト )、俵万智氏(歌人)、室井滋氏(女優・エッセイスト)、やくみつる氏(漫画家)の6名に、「現代用語の基礎知識」編集長の大塚陽子氏を加えた7名で構成されます。


<ノミネート語30(50音順)>

1.あな番(あなたの番です)
2.命を守る行動を
3.おむすびころりんクレーター
4.キャッシュレス/ポイント還元
5.#KuToo

6.計画運休
7.軽減税率
8.後悔などあろうはずがありません
9.サブスク(サブスクリプション)
10.ジャッカル

11.上級国民
12.スマイリングシンデレラ/しぶこ
13.タピる
14.ドラクエウォーク
15.翔んで埼玉

16.肉肉しい
17.にわかファン
18.パプリカ
19.ハンディファン(携帯扇風機)
20.ポエム/セクシー発言

21.ホワイト国
22.MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)
23.◯◯ペイ
24.免許返納
25.闇営業

26.4年に一度じゃない。一生に一度だ。
27.令和
28.れいわ新選組/れいわ旋風
29.笑わない男
30.ONE TEAM(ワンチーム)

[工藤ひろえ]