BMWが23年ぶりの新ロゴを発表! フラットデザインで外周が透明に。車両には既存ロゴを使用~「BMWのロゴはプロペラではありません」ロゴの歴史も公開
BMWが4日(現地時間)、新しいBMWブランドのロゴを発表しました。新ロゴは、すでに公式サイトなどでも使用されており、さまざまなコミュニケーションの場面で使用されますが、車両やディーラーの外装や内装には引き続き既存のロゴが使用されます。また、2020年3月3日~2021年5月31日を移行期間として、すべてのオンライン、オフラインコミュニケーション、国際見本市やイベントで展開されます。
1997年から使用されている既存のロゴは立体感のあるデザインで外周円が黒ですが、新ロゴは、2次元のフラットデザインで外周円が透明になっています。なお、車両への使用はされないとしているもの、3月3日(現地時間)に発表されたEV「コンセプト i4」のバッヂに新ロゴが採用され、2次元で透明なデザインにより、ボディカラーとのシームレスな統合ができると強調しています。
新ロゴ発表にあわせ、Customer and Brand BMW 上級副社長のJens Thiemer氏は「新しいコミュニケーションロゴは、開放性と明確性を表しています。BMWが単に自動車の世界を中心としたものから、テクノロジーとの接続に関するものへの移行を反映した」とコメントしています。
公式サイトでは、1917年から始まるBMWブランドのロゴの歴史を紹介するページ「The true story of the BMW logo」も公開されています。
BMWのロゴは、プロペラがデザインされてるという説が広く知られていますが、BMW Group ClassicのFred Jakobs氏は「多くの人が、BMWのロゴは定型化されたプロペラであると信じていますが、真実は少し異なります」と語っています。
プロペラ説は、1929年のBMWの広告に回転するプロペラにBMWのロゴが付いた飛行機が登場したことから言われるようになり、Fred Jakobs氏によれば、「BMWは長い間、BMWバッジがプロペラであるという神話を修正するための努力をほとんどしませんでした。そのため。プロペラであるという話を信じることはまったく間違っていません」とのこと。
ただし、「BMWの会社のロゴにプロペラがあることは厳密には真実ではありません。絶え間ない繰り返しがこの説明を都市伝説にし、90年前からありふれた解釈だったので、その間に特定の正当性を獲得しました」とJakobs氏は説明しています。