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コロワイドが「甘太郎」など居酒屋状態を中心に196店閉店 新型コロナの影響で4月の既存店売上げが41.3%減~64億円の赤字に。減損損失は106億円を計上

[2020/5/24 16:52]

 「甘太郎」、「かっぱ寿司」、「牛角」、「ステーキ宮」など外食事業計2,665店舗を手掛けるコロワイド(証券コード:7616)が22日、居酒屋業態を中心に店舗の分析を行ない、196店舗の閉店を含む大幅な減損処理を断行すると発表しました。

 同社での従来の減損処理の考え方は、「原則として2年に亘る不採算店舗を対象」、「合理的仮定による将来収益の改善を考慮」としていましたが、2020年3月期における減損処理の考え方は「2年のみならず、単年不採算店舗も対象」、「将来における収益改善は想定せず」「新型コロナウイルスによる2021年3月期の影響を反映」に変更。

 これにより2020年3月期の減損損失は106億1,900万円を計上。前期(2019年3月期)の48億9,000万円の2倍以上となっています。また、新型コロナウィルス感染拡大問題で多くの店舗が臨時休業や営業時間の短縮したため、4月の既存店売り上げは前年同月比41.3%減となり、2020年3月期決算では純損益が64億円の赤字(前期は6億円の黒字)となっています。

[古川 敦]