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政府がマスク・消毒用アルコールの転売解禁も、メルカリやラクマは転売禁止を継続。ネットではメルカリ・ラクマの判断を歓迎する声

[2020/8/25 19:23]

 政府は2020年8月25日(火)の閣議でマスクや消毒用アルコール製品の転売禁止を解除することを決定。国民生活安定緊急措置法施行令を改正した上で、8月29日(土)に解除することが報道されました。

 閣議決定より1日早く、メルカリでは8月24日(月)に、政府により転売禁止が解除されても、現在の感染状況等をかんがみて、規制解除後も引き続き衛生マスクやアルコール消毒液の出品を一律禁止し、削除対象とすることを発表しています。

 また、楽天が運営するネットオークション「ラクマ」も8月24日(月)に出品禁止を継続すると発表。出品した場合は出品を削除し、アカウントの利用制限などを行うと警告しています。

 現在は不織布マスク、布マスクなどがドラッグストアなどで普通に入手できるようになっていますが、潤沢にあるのは中国製で、コロナ禍以後にみかけるようになった商品が大多数。コロナ禍以前はどこでも購入できた国内メーカーのマスクは、現在でも品薄が続いている状況。

 政府では、今後も状況を注視して適切な判断をしていく立場で、転売による品薄状況が確認された場合は再び規制を行う可能性を示唆していますが、ネットでは、今後秋冬に向かって感染の波がやってくる可能性が高いこともあり、「解除の必要はない」という意見が多数。

 メルカリやラクマの判断に「妥当」「グッジョブ」と歓迎する声が多く上がっています。

メルカリが公開した転売禁止継続のお知らせ
[工藤ひろえ]