今年いちばん流行ったギャル語は「やりらふぃ〜」! 「egg」がギャル5,000人に聞いた「2020年egg流行語大賞」発表!
2014年に休刊となったギャル雑誌「egg」を2018年にWebで復活させ、令和元年に雑誌として復活させた株式会社MRAは、「egg流行語大賞2020」を発表しました。
egg専属モデル・egg読者モデル・eggフォロワーなど、計5,000名を対象に実施したアンケート結果をもとに決定した「egg流行語大賞2020」のTOP10は以下の通り。
それぞれの由来を見ていくと、人気YouTuberとTikTokの人気配信者の影響力が大きいことがわかります。そんな中、お笑いコンビ・千鳥の番組「相席食堂」で生まれた名言がランク入りしています。テレビ番組で生まれた言葉も、SNSでバズった結果、現役ギャルの間で愛用されることがあるようです。
以下では、「egg」の運営元・株式会社MRAが発表したTOP10ワードの由来や使い方をお伝えします。
現役ギャルの「egg」モデルたちが「2020年egg流行語大賞」を発表する動画も公開されています。イントネーションや、彼女たちがどんな状況で使っているかは動画で確認するほうがピンと来るかもしれません。
1位「やりらふぃ〜」
<意味>
パリピな人
<説明>
伝説のギャル高校、K県T高の生徒さんたちがTikTokで踊った所からバズった「CHERNOBYL 2017」という楽曲の空耳ワードが語源。
サビの部分が「やりらふぃ〜」と聞こえるところから、その楽曲で踊っている人や、その人達のファッション(スキニーデニム、ぴちぴちのTシャツ等)、およびテンションがハイな人をやりらふぃ〜と称するとのこと。
ギャルの間ではSNSのハッシュタグや、インスタストーリーのエフェクトでもよく使われているそうです。
2位「キュンです」
<意味>
韓国発祥の指ハートでキュンキュンしてる様を表す
<説明>
心がときめいたときや、可愛いと思った時に使う言葉。「TikTok」では、曲に合わせて「きゅんです」とポーズを取った動画が可愛いと大ブームになりました。人気のTikToker「夜のひと笑い」のお2人が使って浸透させたと言われているとのこと。
3位「〜してもろて」
<意味>
○○してもらって
<説明>
ギャルの間では何かをおねだりする時などに使う言葉とのこと。人気のYouTuberコンビ「パパラピーズ」のお2人が動画内でよく使っていて人気になった言葉。
[使用例]
A:じゃあ罰ゲームに一発芸してもろて〜
B:それだけはやめてさせてもろて〜
4位「いぇいいぇい」
<意味>
盛り上がった時の合の手として使ったり、乾杯等の時に使われます。歌舞伎発祥と言われていますが、こちらの言葉もYouTuberコンビ「パパラビーズ」さんが動画内で多く使うことから浸透したとのこと。ギャル的には、テンションが上がった時にとりあえず「いぇいいぇい」と言っておくといった使い方でOKだそうです。
5位「大丈夫そ?」
<意味>
「大丈夫かな?」とそのままの意味。こちらも、YouTuber「パパラピーズ」のお2人が動画内で多く使うことから浸透したと言われています。
6位「飛ぶぞ」
<意味>
美味しすぎてやばい、トリップするほど美味しいとの意味。もとになったのは、お笑いコンビ・千鳥の番組「相席食堂」で長州力さんが北海道で美味しいホタテを食べた際に「食ってみな、飛ぶぞ」と発言したことで広まった言葉。ギャル語では珍しく、テレビ番組由来のワードです。なお、長州力さんはブームになる前から日常的に使っていた言葉だそうです。
7位「〜てり。」
<意味>
語尾の「る」を「り」に言い変えて、可愛らしい響きの言葉に変えるという用法だそうです。
[使用例]
A:何してり?
B:ご飯食べてり
8位「ニダ。」
<意味>
語尾に「ニダ。」をつける事によって韓国語化させるとのこと。TikTokでなんでも飴にすることでバズった「ショーリン」さんが動画で「〜ニダ」を使いだしたことで広まったそうです。
9位「はにゃ」
<意味>
わからないことがあった時や、トボける際に使う言葉とのこと。ドリフのカトちゃんが言っていても不思議ないほど昔からあった言葉と用法ではありますが、芸人で人気YouTuberの丸山礼さんが演じる美術部部長・井上千晶がよく口にすることから、ギャルに広まったそうです。
10位「397」
<意味>
「サンキューな、ありがとね」の意。Instagramのハッシュタグ等でよく使われていた言葉で、「ありがとう」よりももっと親しみを込めた軽い感じで使われる事が多いとのことです。YouTubeで人気のDJ集団「レぺゼン地球」さんが歌詞の中で使ったことにより浸透したと言われているそう。ギャル的に言うと、したとも(親しい友達)限定で使う言葉とのことです。