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前田敦子が太田プロとの所属契約を終了しフリーに 「2回目の卒業みたいな感じです」~「何一つ具体的なことは決まっていません。役者として精進したいと思います」

[2020/12/22 15:40]

 太田プロダクションが22日、前田敦子さん(29)が2020年12月31日をもって所属契約を満了し、今後はフリーとして活動していくと発表しました。同社では、「引き続き出来る限りのサポートを続ける所存」としています。

 前田敦子さんは2005年に「AKB48 オープニングメンバーオーディション」に合格。同年12月8日に、オープニングメンバー候補生のうち20名として、AKB48劇場のグランドオープンの舞台に立ちました。2007年4月に、映画「あしたの私のつくり方」で女優デビューし、役作りのために肩まで伸ばしていた髪を短くしています。同年7月に、大島優子さん、小野恵令奈さんとともに太田プロダクションに移籍。AKB48として「第58回NHK紅白歌合戦」に初出場しました。

前田敦子さんは2005年にAKB48に加入。2006年4月2日には靖国神社「桜フェスティバル」に出演しました。前列左から反時計回りに前田敦子さん、高橋みなみさん、大島麻衣さん、小嶋陽菜さん、板野友美さん、中西里菜さん

 2012年8月27日に、AKB48劇場で開催された「前田敦子卒業公演」をもってAKB48を卒業。2018年7月に、勝地涼さんと結婚し、2019年3月に男児が誕生しています。

 前田敦子さんは、「14年間お世話になった太田プロダクションとの所属契約を円満に終了し、新たな道を歩き出すことをご報告させていただきます」とフリーになることを報告。「来年30歳を迎えるにあたりこれからの人生を考えた時に、もっとしっかりしなければいけないなと思い、ずっと甘えさせていただいた環境から一歩踏み出すことを決心しました」と契約終了する心境を説明し、「不満があったわけではなかったので、その想いを伝えて理解してもらいました。私にとって、2回目の卒業みたいな感じです」と太田プロダクションへの想いを語っています。

 今後については「海外のお仕事のお話、ファッションに関するお話、いろいろいただいていますが、何一つ具体的なことは決まっていません」とするものの、「理解してくださった太田プロダクションにいつか恩返しができるように、役者として精進したいと思います」と俳優業に力を入れていくとのことです。

【全文】前田敦子に関するご報告(太田プロダクション)

皆様、関係各位

この度、前田敦子が2020年12月31日をもって弊社との所属契約を満了し、今後はフリーとして活動してゆくことになりましたことをお知らせいたします。

所属という形ではなくなりますが、引き続き出来る限りのサポートを続ける所存です。

前田敦子を今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

 令和2年12月22日
 株式会社太田プロダクション

【全文】前田敦子ご報告

皆様、関係各位

私、前田敦子は2020年12月31日をもって、
14年間お世話になった太田プロダクションとの所属契約を円満に終了し、
新たな道を歩き出すことをご報告させていただきます。

不器用な私をここまで育ててくださった太田プロダクションのみなさんには、
感謝の言葉しかありません。

来年30歳を迎えるにあたりこれからの人生を考えた時に、もっとしっかりしなければいけ
ないなと思い、ずっと甘えさせていただいた環境から一歩踏み出すことを決心しました。

海外のお仕事のお話、
ファッションに関するお話、
いろいろいただいていますが、何一つ具体的なことは決まっていません。
果たして私なんかにそんなことができるのでしょうか?
これから一つ一つ身の丈に合った歩幅で歩いて行けたらと思います。

AKB48の一員としてデビューしてから、ファンの皆様、秋元先生、関係者の皆様、
多くの皆さんに支えられ、見守られて来たからこそ、
どうにか今日までお仕事をして来られました。
そして、こんなわがままな私の思いをいつもやさしく受け止め、理解してくださった
太田プロダクションにいつか恩返しができるように、役者として精進したいと思います。

不安はいろいろありますが、
私にとっては、AKB48から卒業した時のようにワクワクもしています。
これからも応援していただけたら嬉しいです。

 2020年12月22日
 前田敦子

前田敦子さんの公式Instagram

来年、
30才になるんだなあと考えているうちに、『何かしなきゃ』と思ってしまいました。

デビューしてからお世話になって来た事務所を辞めて、自分で歩いてみようと決心しました。

不満があったわけではなかったので、その想いを伝えて理解してもらいました。私にとって、2回目の卒業みたいな感じです。

この先どうしたいとかこうしたいという、具体的なビジョンがあるわけではありません。
不安じゃないの?と聞かれたら不安もあります。

この世界に入って15年。私はいつまでも本当に、まわりに甘えていていいのかなと、思ってしまったんです。
なので勇気を振り絞って飛び出すことにしました。

でも、なんかワクワクしている自分がいます。

嬉しいことも悲しいことも辛いことも、いろんなことがあると思います。そんな時は、たまに本音を書かせてください。

人生一度きり、真面目に楽しくいきたいです。
未来って楽しそう。

[古川 敦]