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オービックの会長・相談役夫妻へのワクチン接種の経緯を亀田総合病院が説明 「野田夫妻なくして南房総の地域医療を守ることはできない」~夫妻も「私どもの軽率な行動を真摯に反省しております」と謝罪

[2021/5/20 16:44]

 オービックの代表取締役会長・野田順弘氏(82)と、取締役相談役の野田みづき氏(86)夫妻が、医療法人鉄蕉会の亀田総合病院で新型コロナウイルスワクチンを接種したと報じた、文春オンラインの記事について、鉄蕉会が経緯を説明する文章を公開しました。

【2021年5月20日】お詫びと訂正
 記事初出時に誤解を招く表現がありましたので、タイトルと本文を訂正いたしました。お詫びし訂正します。

 鉄蕉会は、「文春オンラインの記事について、多大なご心配、ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます」と謝罪。今回の接種は、「地域医療を守るために必要不可欠と考え、接種対象者に該当すると判断をいたしました」と説明し、「今回の一連の報道により、野田ご夫妻にご迷惑をおかけしたことについて遺憾に思っております」と、野田夫妻へも謝罪しています。

 野田夫妻は、亀田医療大学設立当初から役員として長年当地域の看護教育を支え、野田夫妻なくしては南房総の地域医療を守ることはできないと考え、ワクチン接種を希望する職員のワクチン投与終了の目途がたった段階で、同院から申し出たとのこと。

 受けるべき人の分を用いて接種を敢行したわけではなく、少しでもワクチンを無駄にしたくないという思いから、安全性を十分に確保したうえで残存分を使用して実施したと説明しています。

 また、野田順弘会長、野田みづき相談役のお詫びの文書が、株式会社オービックのサイトに公開されました。「週刊文春をはじめとした一連の報道につきまして、皆様に多大なるご心配、ご迷惑をおかけいたしましたこと 深くお詫び申し上げます。私どもの軽率な行動を真摯に反省しております。この度は誠に申し訳ございませんでした」と謝罪しています。

【全文】一連の報道について(補足)

 この度は文春の一連の報道で、多大なご心配・ご迷惑をおかけしてしまい心よりお詫び申し上げます。

 一連の報道について、誤解されかねない表現がありますので補足させていただきます。

1. 野田夫妻は、亀田医療大学設立当初から、役員として長年当地域の看護教育を支えてくださっております。ご夫妻の存在なくして、南房総の地域医療を守ることはできないと考えております。

2. 野田夫妻への接種は、ワクチン接種を希望する職員のワクチン投与終了の目途がたった段階で、当院から申し出ました。受けるべき人の分を用いて接種を敢行したわけではありません。

3. 残存分を使用したことについては、少しでもワクチンを無駄にしたくないという思いから、安全性を十分に確保したうえで実施したものです。

【全文】一連の報道について(オービック)

 週刊文春をはじめとした一連の報道につきまして、皆様に多大なるご心配、ご迷惑をおかけいたしましたこと深くお詫び申し上げます。私どもの軽率な行動を真摯に反省しております。

 この度は誠に申し訳ございませんでした。

 野田 順弘・みづき

[古川 敦]