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小田急にどこまで乗っても小児一律50円! 来春に全国初「小児IC運賃全区間一律50円」実施で、子育て世代を応援~「子育てしやすい沿線の実現に向け、小田急は走り出します!」

[2021/11/8 15:55]

 小田急電鉄が8日、小田急沿線における子育て応援ポリシー「こどもの笑顔は未来を変える。Odakyuパートナー宣言」を策定し、このメッセージの具現化に向けて、「小児IC運賃の低廉化」などの子育て世代応援施策に取り組むと発表しました。

子育て応援ポリシーロゴ

 このポリシーは、子育てに想いを持つ社員を中心に取りまとめたもので、小田急線を中心に子育てしやすい沿線にしていく同社の想いを発信するもの。これまでも同社グループでは、こどもの楽しさや学びにつながるイベントを多数実施してきましたが、こどもの笑顔をつくるパートナーとして「子育てしやすい沿線」を目指した取り組みを一層推進していくとしています。

 このポリシーを体現する抜本的施策となるのが、「小児IC運賃の低廉化」で、2022年春からIC利用時の小児運賃を小田急線内一律50円にするとのことです。分かりやすく、利用しやすい運賃体系とすることで、将来を担う小学生のお出かけをより身近なものにするとしています。なお、小児運賃(IC利用)を持続的に大人運賃の半額以下に一律低廉化するのは、全国の鉄道初の取り組みとのことです。

 また、2021年5月に実施した「お子さまをお連れの方に安心してご利用いただける車両」の常設化に向けた検討をしているほか、駅へのベビーカーシェアリングサービスの本格導入も予定。さらに、ソフト面でも、社員が鉄道をテーマに、地域とも連携しながら行なうイベントを定期的に開催。なかでも、小学生が1日100円で全線乗り放題とし、駅や駅に隣接するグループ商業施設などに会場を設け、電車での移動とともに1日を通じて楽しい時間が過ごせるイベントを開催するとしています。

5月に実施した「お子さまをお連れの方に安心してご利用いただける車両」

「小児IC運賃の一律低廉定額化」概要

(1) 実施時期:2022年春(予定)
(2) 実施内容:小児用ICカードで小田急線利用時は、1乗車につき50円。
 ※このほか、通学定期乗車券、フリーパスなどの企画券についても、一部を除き小児運賃・料金の改定を予定。
 ※詳細が決まり次第、改めて公表される予定。

[古川 敦]