「希望の持てる治療を始めた矢先の、突然の出来事でした」 渡辺裕之さん死去に妻の原日出子さんがコメントを公開~「『何故・・・』は、きっと誰にもわからないと思います」
2022年5月3日(火)昼頃に自宅で亡くなった、渡辺裕之さん(1955年12月9日/茨城県水戸市出身)が、近親者による密葬を終え、荼毘にふされました事を、1993年に結婚した原日出子さん(1959年11月10日/東京都出身)の所属事務所アルファエージェンシーが公表。原日出子さんが預かったという一文も掲載されました。同社の代表取締役 万代博実氏は「原日出子とご家族のこれからをそっと見守っていただけますよう切にお願い申し上げます」としています。
原日出子さんは「急すぎる別れから一週間、とても心の整理も出来ませんし、語る言葉も見つかりません」としながらも、渡辺裕之さんが「自律神経失調症と診断され、医師にも相談し、希望の持てる治療を始めた矢先の、突然の出来事でした」と明かし、「渡辺は、信じられないほど綺麗で、安らかな顔で旅立ちました。それだけが、私たちの救いです」としています。
【全文】原日出子さんの一文
この度は、夫渡辺裕之の突然の逝去に際し、関係各社、ファンの皆様に、大変ご心配をおかけいたしましたこと、深くお詫び申し上げます。
皆様にご配慮をいただき、本日、近親者のみで見送り、荼毘に付させていただきましたこと、ご報告申し上げます。
急すぎる別れから一週間、とても心の整理も出来ませんし、語る言葉も見つかりません。
「何故・・・」は、きっと誰にもわからないと思います。
ただ、コロナの最初の自粛の頃から、人一倍家族思いで心配性な夫は、先行きの不安を口に出すようになり、考え込むことが多くなりました。
何事にもストイックで、一生懸命で、手を抜くことをしない人でした。
「眠れない」と体調の変化を訴えるようになり、自律神経失調症と診断され、一時はお薬を服用していましたが、またお仕事が忙しくなって、元気を取り戻したようでもありました。
しかし、少しずつじわじわと、心の病は夫を蝕み、大きな不安から抜け出せなくなりました。医師にも相談し、希望の持てる治療を始めた矢先の、突然の出来事でした。
亡くなる前日は、楽しみにしていたゴルフ番組の収録に向けて、久しぶりに元気に動き回り準備をしていました。治療の甲斐もあったのかと安堵していたところでした。
この数ヶ月、私も、家族も、懸命に向き合った毎日でした。でも、今は何を思っても、言い訳になってしまいそうで、後悔を数えたらきりがありません。
渡辺にも、彼を大好きだった方達にも、申し訳ない気持ちでいっぱいです。今は全ての苦しみから解放され、自由になれたのだろうと信じたいです。
渡辺は、信じられないほど綺麗で、安らかな顔で旅立ちました。それだけが、私たちの救いです。
これまで渡辺を応援し、支えてくださった皆様に、心から感謝申し上げます。
2022年5月10日
原 日出子