携帯各社が災害用伝言板を提供~MVNOユーザーはNTT東西の「web171」が利用可能
2024年1月1日(月)に発生した、令和6年能登半島地震の影響に伴い、携帯電話事業者各社で災害用伝言板の運用を開始しています。災害用伝言板などの情報を相互に交換し共有しているため、違う携帯電話会社のユーザー同士でも、登録した情報は電話番号から互いに検索することができます。
◇NTT東西の提供する災害用伝言板「web171」(Webサービス)
MVNOユーザーも利用できるNTT東西の災害用伝言板「web171」
MVNOユーザーの場合は、NTT東西が提供する災害用伝言板「web171」が利用できます。
「web171」はWebサービスのため、利用している携帯電話会社などを問わず、固定電話番号でも携帯電話番号でも安否情報を登録可能。また、災害時に自分の携帯電話やスマホ、パソコンが利用できなくなっても、避難所のパソコンなどからも利用できます。
◇NTT東西の提供する災害用伝言板「web171」(Webサービス)
また、「web171」は、通信各社の災害用伝言板とデータを交換・共有しています。
「web171」ではあらかじめ自分専用の伝言ボックスを作成して、メッセージを登録したらメールで自動送信するメールアドレスや、メッセージを合成音声の自動読み上げで電話で伝える電話番号を登録しておくことができます(電話番号は1件のみ)。
安否情報を登録すると情報がメールで自動送信されるため、相手が災害用伝言板を検索しなくてもメールで安否情報を知らせることができます。
電話番号なしで登録できるGoogleパーソンファインダー
災害用伝言板や「web171」は登録に電話番号が必要ですが、災害時にスマホや携帯電話が壊れてしまったり、置いてあるところに取りにいけなくなり、番号がすぐに思い出せないといった場合には、名前でも登録・検索できるGoogleパーソンファインダーが利用できます。
ただし、Googleパーソンファインダーでは、電話をかけたことのない赤の他人でも、電話番号、氏名の一部など検索ワードが一致すれば情報を見ることができるため、非常時以外にお試しで利用する場合は、自宅住所などの個人情報を登録するのはやめておいた方が良いでしょう。必須項目は名字、名前、災害後に連絡が取れたかどうか、メッセージのみなので、お試しなら必須項目だけを入力することをお勧めします。