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ローソンが名札に実名以外のアルファベット表記や、頭髪を覆う布類の着用を認めるルール改正 「店舗従業員が安心して働くことができる環境を整備するため」

[2024/6/4 22:48]

 ローソンが、2024年6月4日(火)から、店舗従業員の着用する名札の表示内容の見直しを行ない、アルファベットによる任意の文字やイニシャルでの表記を可能し、人権の尊重の観点から身だしなみに関する規定も一部改訂しました。同社では「店舗従業員が安心して働くことができる環境を整備するため」としています。

 近年、店舗で働く従業員をカスタマーハラスメントなどから守り、安心して働ける環境づくりが求められており、これまでローソンでは、店舗従業員が着用する名札について、実名(苗字)での記載を基本としていましたが、昨今の状況やプライバシー保護等の観点を鑑み、店舗の判断で「役職+任意のアルファベットまたはイニシャル」表記を可能にしたとのこと。また、店舗で働く従業員の多様化を受け、身だしなみに関するマニュアルを見直し、宗教上の理由から頭髪を覆う布類の着用を認めるルール改正をしたとしています。

「名札」表記変更のイメージ

 苗字のみの表記から「役職+任意のアルファベットまたはイニシャル」表記が可に。なお、顔写真は2020年1月から掲載しない仕様となっています。

身だしなみマニュアルの変更点

 頭髪について:「宗教上頭髪を覆う布類を着用することを認めます」の一文を追記。

[古川 敦]