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台風10号接近で増水した川の水が、あの「地下神殿」に流れ込んだ! 江戸川河川事務所公式Xが首都圏外郭放水路調圧水槽に流入する動画を公開して話題に

[2024/8/31 08:32]

 国土交通省江戸川河川事務所の公式X(Twitter)が30日、台風10号接近に伴って増水した川の水が首都圏外郭放水路調圧水槽に流入する動画を公開して話題になっています。地下放水路を通して洪水の一部を江戸川へと流すことで、流域の被害を大きく軽減できたとのことです。

 首都圏外郭放水路は、埼玉県春日部市に設けられた治水施設で、低地が広がる中川・綾瀬川流域の浸水被害を抑えるために地下50mを貫いた総延長6.3kmのトンネル形式の放水路。流域の河川が増水した際には、河川の水を引き込み集め、調整しながら江戸川へと放流。その施設の一部である調圧水槽には59本の巨大な柱が林立し、「地下神殿」の異名も持ちます。

首都圏外郭放水路~ドローン撮影映像~

 今回、台風10号接近に伴う大雨で8月30日(金)午前2時に注意体制に入り、午前5時10分頃、首都圏外郭放水路調圧水槽に増水した川の水が流入する様子や、深さ67mの第2立坑に、18号水路からの水が勢いよく流れ込んでいる様子、渦流式ドロップシャフトを採用した第3立坑で中川方面を向いたカメラから撮影した、倉松川からの流入の様子が動画で公開されています。

[古川 敦]